梅は光が入らないとなかなか実がつかないらしい。2年目の下のほうの枝に梅がつく。そのため上のほうにまっすぐ伸びる枝は切ってやらないといけない
下手な絵だけどこんな感じだ。
ところが、今なっている樹を見ると、手入れがされてなくて上のほうに枝が伸び放題。梅は採れないわけではないのだけれど、枝の割りに少ないし、そんなに熟れてもいない。
この辺りは気温も低いから花が出るのが遅いし、和歌山のように下にも反射パネルをおいて十分に日照を当てようというようなところと比べるとまだまだだが、それでもなっている樹にはなっている。
太い、古い枝や葉にばかり栄養がいって、若い枝に実がならないやたら大きな樹。
枝を切って、栄養を若い枝や実にまわしてやらなければならない・・・これって、なんか日本に似てないか?
実のなる若い人になかなか養分が回らない。子供もなかなか育たないで、数が減っていく。しかし、日本の資産とか経済力というのは未だにものすごくある。人口の大部分を占める世代が大量の給料や退職金を持ってリタイアする。だけど、結局そういう人はそんなに消費するしたり経済活動をしたりする必要がない。
震災があって、東日本は一度更地になった。義捐金も届けられた。住宅も必要になる。放射能の影響はあると私は思うが、地域としては発展傾向が続くのではないだろうか。