イランの王政の崩壊、ソ連共産圏の崩壊を予言して一時流行った経済学者のラビ・バトラさん。このラビ・バトラさんにはサーカー師という精神的な師がいた。所謂グルですね。
このサーカー師は、直接ラビ・バトラ教授にたとえば身体的に触って精神感応を与えたりもしたらしいが、同時に様々な思想的影響も与えた。
そのひとつが、時代の循環に関する考え方である。
師の考えでは、力、権力というのは、武力、知、富のそれぞれの形態があって、それぞれの有力な時代が繰り返すのだという。これはインドではクシャトリア、バラモン、ヴァイシャというカーストにも合致している。
たとえば日本の場合で言うと、防人・大陸進出のあった武人の時代、律令・陰陽・仏教などの影響を受けた平安時代が知識人の時代、荘園ができて律令が崩れ土地を仲立ちとして結びついていた鎌倉封建時代が富裕層の時代、戦国の武人の時代、江戸末期から明治の知識人の時代、そして現代は富裕層の時代になりつつある、あるいはなったといえるのではないか、ということになる。
ふと、こんなことを考えたのは、最近のヒット商品で、AQUOSだとかAQUAだとか、水に関する名称が多いような気がすることが発端だった。
高度成長時代には例えば火に関する命名や土に関する命名が多かったのだろうか・・・
人生とか、あるいは時代的な流れを考えるときに、占星術では、やれ天王星がどこにあって、冥王星がどこにある、世代的にこの世代はこういう世代、ああいう世代という考えがある。当然のことながら、ある星は、牡羊、雄牛、双子、蟹・・・と推移していく。
すると、武人の時代が火のサインまたはカーディナルサイン、富裕層の時代が土のサインまたはフィックスドサイン、知識人の時代が風のサインまたはミュータブルサインに対応しているのではないか、と思ったからだ。牡羊、雄牛、双子、大体パッチリ一緒ですよ。
だけど、いずれこれはもっとよく材料を練らないといけませんね。