都会の生活から田舎の生活に変わり、田舎は田舎でいろいろ問題がある。
人口は減っているし、しかし田舎の人には田舎の人が守りたい生活というのがある。地域社会というのが生きているのだ。
政治的には、たぶん、子供を持つ外部の世帯が入居しやすい環境を作る、ということだろうと私は思うのだが、狸もでるし、休耕田の草刈りもするし、イノシシに荒らされないように網も張らないといけないとか、人がいなくなって高齢化が進んで人が生きにくくなった墓を移さないといけないとか、複雑な田舎の環境に対して、どれぐらい多くの人がやってきて地域の実情にかなった生活ができるのか、とても難しいことだと思う。よく、若者と馬鹿者とよそ者が必要だなどともいわれるわけだが・・・
私自身は、まず思想があるべきだと思う。
宗教家、修道士みたいな人を思想と言っていいのかわからないけれども、精神的支柱となるような心のよりどころとなる考え、その実現が単なる一時的な物質的満足を求めるようなものではなく、長くその土地に住んでいる人にとって守らなければならないような、そういう考えがあるべきだと思う。