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儀式

占星術で、フォームから申し込んで、お金を払った人には、その占断結果を伝える。一種の儀式だ。
なぜ儀式かというと、もしフォームから申し込んでなくてお金を払っていない人には、伝えるかどうかわからないからだ。

 

現実に身近に会う人で、いろいろな人間関係があって、星を見たり、パワーストーンのブレスレットを作ったりする。当然ブレスレットを作る際には、この人は大体こんな人生だ、今年、来年、こんなことが起こるかもしれない云々といったことは調べてからお作りする。

そして、石には願いが込められる。こういう災難を避けられるように。こういう道が開けるように。こういう能力が開花するように。

しかし、どういう基準でこの石なのかということは、どこまで説明したものか。

 

依頼フォームからご依頼いただいた方は、明らかに興味のある人なのだ。人生でこういうことが起こります。今年はこんなことがあるでしょう。何年後にこうなりますよ。そういうことだと、多分この石でしょう。でも、別に占星術に興味があるわけでもないし、細かい説明は聞かないけれども、近くにいて親しくしている人もいる。そういう人には、要らないことは言えない。

 

「お願いします。」「承知しました。」というのが一種の儀式だ。

たとえ、誰かが素晴らしい能力をもっていたとしても、占星術の技術がいかに優れていたにしても、すごい霊感があったにしても、扉をたたかないとそれは開かないのだ。

よい商売というものは、手続きをはっきりさせる。これこれこうすれば、この結果が得られますよ、と告知してあって、お客さんのほうが扉を開けて儀式に入ってくる。

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