色々なものごとがあって、判断に困ることがある。
健康食品の宣伝なんかで、「厚生労働省の進めるEPAを摂取するためには、一日これだけの魚を食べなければなりません。」「とても食べられる量じゃないですね」などというやり取りがよくある。野菜をこれだけ一日食べないといけないとかね。だからこのサプリメントを買ってください、という話にもっていくわけだ。
だけど、ちょっと待てよ。自然の生活条件で食べられないほどの栄養摂取を役所が勧めるっておかしいだろう?
仮にそれだけの魚を食べていれば、多分今度はカロリーオーバーでメタボ指導を食らってしまうことは間違いない。
多分厚生労働省の指導通りの健康な生活というのは存在しない。実際に世の中で出回っている情報では、医師が長生きするなんて聞いたことがない。
キリストは、何を食べた何を食べていないと思い煩うな、と言った。しかし、だからと言って、毎日酒池肉林みたいなことをするのが、いいはずもない。
では、どうするのが正しいのか。
そういうときに、いつも役に立つひとことは「木はその実によってわかる」だ。
ある単位、会社でもいいし、個人でもいい、何かの単位があれこれのことをしてよいか悪いかの判断は「その生み出すもの」によって決まる。トラブルのない会社もないし、病気にならない個人もいない。キリストが言っているのは、最終的には天国に実をならすことであるのは間違いないが、簡単に言って儲けの出ている会社は良い会社なのだ。