いま島根県はロシアとの間でいろいろなチャンスがあると自分は思っている。境港とロシアの間には定期航路がある。浜田も定期航路が出来て、人や物資の行き来が始まる。安倍首相もプーチンとの関係が良い間に、領土問題を解決しようとしている。
一方でロシアに対して、日本人の間で強い不信感があることは間違いない。
そもそも正露丸(もともとは征露丸だった)などという薬がある。日露戦争というのは、当時の日本にとって大変な覚悟のいるものだったと考えられる。当時アジア諸国で西欧列強に勝った国はなく、ほとんど例外なく外国の植民地となっていた。インドやインドネシアやベトナムのように、白人が乗り込んできて動物同然に支配されるかどうか、存亡をかけた戦いだったのだろう。
太平洋戦争終戦直前直後、条約を結んでいたにもかかわらず満州や北方領土に突然攻め込んできたということに対して、強い恨みを持っている人もいる。
しかし、どちらかというとロシア人のほうは日本との過去はどこ吹く風という感じで、日本に好意を抱いている人が多いらしい。
ロシア人は列を作る民族である。これは実は珍しいことで、中国人もギリシャ人も列を作らずに団子になる。ヨーロッパ人も様子を見ながら自分だけ先に行けると思えば先に行く。ロシア人は列を作って、抜け駆けしようとするものには厳しい声が周りから飛ぶ。
ロシア人は魚を食べる。基本農民である。決して権謀術数に優れているというような民族ではないように見える。
また、優れた芸術・文化を持った国でもある。
自分としては、比較的日本人にとって親しみやすい何かを持った国民のように見える。
で、どうやったらロシアと良い関係を持てるだろうかと思う。アメリカや中国に韓国にとって、日本とロシアが関係が良くないのはある意味好都合なのだ。(続く)