自分は、神からもらった自分の顔とか容姿とかを、人為的に変えたりしないほうがいいんだと思っている。不自然な、人工的な何かを自分の体に施すということには反対だ。具体的には、整形とかもそうだし、爪を染めたりするのもそうだ。昔ギターを一生懸命弾いていた時期があって、爪の表面は呼吸しているから、何かを塗ったりしないほうがいいと聞いていた。ネイルも流行っているけど人工的なものはやめたほうがいい。
健康ドリンクみたいなものもきらい。だって、何が入っているかわからないじゃないか。自然の状態の人類が、あんなわけのわからないものを飲もうと思うはずがないもの。自然なものを飲み食いして、疲れたら早めに休むぐらいの考えのほうがいいよ。
だけど、白髪の場合にはどうしても年齢とともに増えてしまって、恥ずかしいと思う人も多いかもしれない。それでも自分は、老化は自分の力の結果だと思っている。自分が十分な力を持っていれば、それも内的な力を蓄えていれば、白い髪の毛を黒くするぐらいできるはずだ。そういえば、大阪から引っ越してきた当初、かなり白髪が増えたようで気になっていたが、最近あんまりないような気がするもの。精神的に消耗していたんだろうね、当時は。
話がそれたけど、それでも年齢とともに白髪は増えますね。
母や叔母、母の友達で同年代ぐらいの近所のおばさん、みな70代になる。3年ほど前、みな髪を染めていた。おばなどはいつもきれいにしていて、白髪があると思っていなかった・・・後で考えてみれば、不自然なことではあります。
しかし、いつごろか母が知り合いのパーマ屋で、髪を染めると痛むからやめたほうがいいみたいなことを言われて、「もう染めるのはやめた」といいだした。やめてみると、全体が白くなって、それはそれで見られる状況になった。ところがそれで髪の毛が白くなっただけではなくて、圧倒的に髪の毛の量が増えて、また美容的にいいのかどうかわからないけれどごわごわと強くなった。びっくりするぐらい違うようになった。
それから叔母とあったり友人と会ったりするときに、時々そういうことを母はいうようになった。染めるというのは、そんなに影響があるんだよ、やめたほうがいいよ、みたいなことを勧める。それで叔母もやめた。すると、叔母も白くなった。白くなったけど髪の毛のボリュームがとても豊かになった。母の友人は、家人の葬儀があってバタバタしている間に、髪を染めるのをやめられたみたいだ。その人も先っちょだけ以前染めた茶色が残っているけど、その下は真っ白になった。真っ白にはなったが、やっぱり豊かになったと思う。
わけのわからない油だか泥だかわからないようなものを髪に塗って、頭皮や毛髪にそれがしみこむとするならば、それが髪の毛に影響がないはずがない、ということは理屈では分かりそうなものだ。だが、こんなに違うものなんだな、ということは見ていて本当に実感します。せっかくの神様からもらった髪の毛、染めないほうがいいよ。