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何か起こる年

人生で、「何か起こる年」というのを予測する場合、本当は預言者とか勘みたいなので「このときにこのことが起こる!」とハッキリわかるのがあるべき姿だと思うのだけれど、占星術というような部分で考える場合は、複数の指標を考え合わせるのがいいと思う。

 

「複数の指標を考え合わせる」というのはこういうことです。

 

一つの指標というのは、たとえば大殺界には悪いことが起きる、みたいな考え方ですよね。あるいはサターンリターンみたいな考え方。そうすると、必ず12年に一度悪い年があるとか、30歳ごろに悪いことが起きる、みたいな結果になるはずです。確かに日本では厄年などという考え方があって、その年にお参りに行ったりします。でも、誰も必ず同じ年に災難にあうわけではないと思う。長い先のことを予測するのは難しい。一つの指標で予測していると、多分外れる。

 

自分の場合、進行するASC、MCの作るアスペクトはきっと何かの出来事が起きると思っています。その結果を伝えると、多くの場合なぜそれがわかったのかと仰天されます。でも、仮にそれが正しかったとしても、その伝える情報量というのはとても小さいものです。ASCが火星とスクエアでした。では、やけどですか、事故ですか、喧嘩ですかって、何があったのかとても具体的には詰め切れない。

 

だけど、そこで出生図を見たり、ホラリーを見たりして、今の時期こんなことは起こらないだろうとか、特別の事件として何かが起こるにしても全般的な状況は今こんなだろうとか、そういうことを考え合わせて判断するのがいいと思うのです。それは必ず火星に関係していなくてもいい。

同じASPが火星にスクエアになるのでも、ASPを9倍音にしたときに射手にいれば、これは外国に行ったときの事故か、スポーツでのけがかもしれない。

 

それで、ある程度の予測はできると思います。

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