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あまり考えたくないこと

先日、大手メディアが報じないと言っていた、甲状腺がん確定50人のニュース、今日になってテレビやニュースが報道し始めた。

 

さて、このニュースの中身をおさらいすると、東日本大震災時に18歳以下の約37万人を対象に行われた調査で、およそ28万7000人の調査が終わって50人の甲状腺がんが確定した、ということになっている。しかし、福島県「県民健康調査」検討委員会の座長は、この結果を得て「放射線の影響とは考えにくい」と仰っている。
毎日新聞の報道ではもう少し詳しく「年齢や居住地による相関関係がみられず、チェルノブイリ事故では4、5年後の増加が確認されていることから、被ばくの影響とは考えにくい」としている。

 

一般的には甲状腺がんが子供に発生する割合は、私は100万人に1人ぐらいの割合と聞いている。その割合からいえば、30万人で50人は明らかに多い。今までの議論から見ていると、病気があっても診療しない人がいるとか、検査対象が一部に限られているなどの理由で、検査で病気と診断された人の割合が有病率とイコールになるとは、必ずしも言えないらしい。しかし、37万人の調査ということは、福島県の人口から見て、ほぼ全部の対象者を調べているのだろうと考えられ、またガンになったことに気付かない人が普通に何十人もいるはずはないと思う。

 

だから少年30万人で50人の甲状腺がんは異常だと私には思える。

 

すると、検討委員会が言っている、「チェルノブイリでは4、5年後の増加が確認されている」「年齢や居住地による相関関係が見られない」というのはどう理解したらいいだろうか。

 

この説明だけ聞くと、「チェルノブイリでは、事故から3年しかたっていない今の時期、そんなに甲状腺がんの発症者はいなかった」という風に聞こえる。ざっとWebなどに上がっている数字を見た感じでは、それは正しいように思える。

年齢や居住地による相関関係が見られない、というのはどうか。チェルノブイリでは4歳ぐらいまでの女児というような対象に顕著に甲状腺がんが見られたらしい。そういうことはなくて、要するに福島県内あちこちで、さまざまな年齢幅の少年がガンを発症したということになる。

チェルノブイリ原発事故では、300km離れたポーランドでは各家庭にヨウド剤が準備されていて、甲状腺がんの発症は圧倒的に少なかったと聞いた。ソ連の状況でも、ある程度はヨウド剤は用意されていたとは聞いたと思う。しかも、そこで問題になっているのは原発から数百キロも離れた地点の人々のことなのである。一方で日本でヨウド剤服用を決断したのは、私が聞いている限りでは三春町だけだと思う。

 

だから、これらのことをひっくるめて考えると、ひょっとしてなのだけれど、要するに福島の人(あるいはもっと広範囲に東日本の皆さん)は飛散する放射性ヨウ素で被曝されるがままの環境に置かれていて、チェルノブイリ以上に早期に多くの年齢の人がガンを発症しているということなのではないだろうか。

 

もしそうなら来年・再来年にはチェルノブイリを上回るガン患者がうようよ出てくることにならないか?

 

よく、こういうことを言うやつは福島の復興を願っていないのか、風評を言いふらすのか、とかいろいろ批判される。福島の人が病気になるのがうれしいのかとか・・・

いやまあ、別にそんなことは考えていませんよ。私の判断が間違っていることを願います。

でも、普通に考えるとこれはヤバくないですか。どちらにしても、来年か再来年にはわかるでしょうからね。

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