最近、Yahooのトップ画面に木村藤子さんの占いメニューの宣伝が表示される。
中に入ってみると、生年月日と男女、既婚・未婚の別、つきあっている人の有無を選んで占いを実行するようになっている。そして無料のメニューでは原稿用紙1枚ぐらいの回答が表示され、有料のメニューだとそういうものがいくつか表示される。
しかし、占いを自分でいろいろされた方、あるいはコンピュータにお詳しい方は、なぜそもそも所謂霊視をする木村藤子さんがインターネットで商品を販売できるのか、不思議に思われると思う。自分もそうである。
占い全体にとって、コンピュータの出現はいわば大きな出来事だったと思う。それは間違いないことだ。
占断基準となる盤面を書き出す作業は、これはとても煩瑣なものなのである。私は一応一週間程度返答には時間をくださいとは言っているものの、手が空いていれば最短の結果は1時間も経たずに返すこともある。それは自分で計算しなくてもホロスコープを機械が書いてくれるからだ。
だから、インターネットで占いができるというのは当然大きな、革命的出来事だったと思う。
しかし、それは生年月日を基準とした四柱推命やホロスコープや九星、紫微斗数、宿曜のような占いの場合である。
霊視をされる木村さんの占いがYahooで販売できるはずがない、と思う。何かよくないことが起こっているような気がするのである。
恐らく問題点は
(1) 木村さんや所謂おばさん(失礼)の占い師さんは自分でパソコンなど触る人ではない。
(2) インターネットで占いを販売する業者がノウハウをためてきた。
(3) 人々が占いで必ずしも当たることを求めていない。
というところ辺りにあるのではないか?