第4ハウス、天頂の真反対、真下・真北になるわけだが、母、家庭、土地などを表す。
細かいことを言い出すと、昔は父という意味があったとか、いろいろあるわけだが、ざっと言って、その人は、現在ASC(上昇宮、東の地平線)であって、第4ハウスからきて、第10ハウスに向かう、と考える。第10ハウスは、逆にその人の行くところ、社会的立場、目指すもの、職業などということになる。
第4ハウスに水がめがくる人、あるいは支配星である天王星が来る人は、何らかの形で家庭に違和感を感じる、具体的にいうと若くして家庭を飛び出すのだという。
そんなことが・・・?という気がする。ASCが蠍の人は家を飛んで出るのか。ほかはどうなのか。たとえばASCが獅子の人は第4ハウスは蠍になる。誰もが何かを厳しくしつけられたりするのか。
しかし、大方そういう傾向はあるようだ。
占断依頼を受けて、あえて「あなたは早く家を出たでしょう」などといったことはないと思うが、私の周りで、少なくとも3人はそういう人を思い浮かべられる。
たとえ長男であっても、学校が遠くだったり、家庭にいるのがどうも感じが悪くて職業その他で遠くに行く。ずっと家庭にいて、結婚などで外に出てもなんとなく電話したり行き来があったりというような感じになかなかならない。
何度も引き合いに出して悪いのだけれど、長沢まさみさんがそうですね。早くに俳優としてスタートして中学校ぐらいで家族とはなれて一人で東京で暮らされていたようです。