あれもこれも仕事を受けて、「さあ、やらなければ!」みたいなときでも、お客さんが来れば相手をしないといけないし、一日作業してくたびれれば、続かなくなる。そこで「この時間にこれをするつもりだったのに」と思うとイライラする。
それでイライラするからと言って、作業が進むわけではない。ところが、それで逆にぐったりして一眠りして、まあ、仕方ないなと思って改めて机に向かうと、変に順調に進んだりする。
この道を通ると、15kmで目的地に行ける。ぶっとばしていくことはできない。たくさん車が走っていて、若葉マークのドライバーがのろのろと前を走っている。
別の道は20kmかかる。ぶっとばすことができる。
さらに15kmの道に行ったら、途中で片側車線規制をやっていた。30秒ほど止まって待たないといけない。しかし、それで結局15kmの道を行ったほうがずいぶん早く着いた。にも拘らず、多分20kmの道をスイスイ行く方が、人は多分あまりイライラしない。
だから、多分イライラというのは独立したものなのだ。それはリアルな時間とは関係ない。
いつでも、イライラする必要はないのだと思う。