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舛添報道

この数週間というもの、テレビは舛添東京都知事の報道で埋まった。世論に後押しされる形で辞任した、というのだけれど、要するにそれはメディアが徹底的に報道したからだ。お昼も舛添問題、午後も舛添問題、夜のニュースも舛添問題。そうすると、人々は「舛添、あかんやろ」と意見したくなる。

 

だけど、自分は違和感もある。こんなに報道しなくてもいいんじゃないか?

まずこれは、東京という一都道府県の知事の話だ。別に九州や北海道の人が「参議院選挙だけど、舛添さんはダメだ」みたいなことを言わなくてもいいようなもんだが、報道を見てると大きな問題みたいに考えてしまう。

それから、その問題の大きさ。政治資金、税金で正月にホテルに泊まって会議費を計上した。本人は会議はあったと言っている。が、家族も一緒に宿泊した。私的流用だ!これは問題の構図として、わかりやすい。でも、金額は数十万、数百万である。個人の金としたら大きなお金だけど、政治や企業レベルの金としては小さい。

 

たとえば消費税が再延期された。これは4兆円とかなんとかという単位の問題だ。安倍さんは最初から騙す気満々だったのだと思う。「リーマンショックのようなことがなければ、東日本大震災のようなことがなければ、上げます。私は断言します。再び延期することはありません。リーマンショックのようなことは起こっていません。熊本地震は東日本大震災とは違います。アベノミクスは成功しています。」と、さんざん言っておいて、他の国の首脳たちに泥を塗るような形で取り下げられた。「騙しますよ、騙しますよ、騙しますよ・・・ハイ、騙しました!」みたいなことをやってる。国民か?どうせあいつら馬鹿なんだから、上げないと言えば多少のデタラメを言っておいても納得するだろうよ、みたいな魂胆が見え見えだ。

個人的なことだけど、実は自分はシステム業界の端っこにいるので、結構やきもきしていた。自分が納めている複数のお客さんが食品に関係しているので、全部の税金のシステムを作り替えないといけないと思っていた。お客さん側にも早くシステム改修を実施してください、とお願いしているのだけれど、安倍さんがやめるかもしれないとわかっているのか、なかなか進まない。

 

閑話休題。要するに参院選前なんだし、宙ぶらりんになっているTPPの問題とか、いくらでも話題がある時期のはずなんだ。

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