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こいつら、ほんまもんの歌手やな・・・

ここまでギリシャ語を勉強して、せっかくだからTwitterなりFacebookなりで、ギリシャ語で書いてみたらどうなのだろう。ここで日本語で書いていることは、多分ギリシャ人にとっても興味深く読めるはずだ。

それで、もう一度「アナ」や「るちあ」を演じているヴァシア・ザハロプールのインタビュー番組Βάσια Ζαχαροπούλου @ Μίλα [4.1.2013]を見ようと思い検索した。すると、今までよりも多くの動画が上がっている。

それでびっくりするようなものを見つけてしまった。

どうやらこれは、「オルフェオとエウリディーチェ」というオペラの中のアリアなのだけれど、正真正銘のクラシックの曲で、実際彼女もそのように歌っている。いや、彼女はインタビュー中でもソプラノの歌手として紹介されているのだから、ソプラノの歌が歌えて当たり前と言えば当たり前なのだろうが・・・

星羅さんやアララやミカルの声をやっていると思われるステファニア・フーギアさん、彼女についても・・・ギリシャ人は同姓同名が多いのだけれど、多分同一人物だと思う・・・オッフェンバックの歌劇の「生け垣に小鳥たちが」という歌を歌っているのを発見した。

この人は、声は大変かわいらしい声をしていて、またこういうひょうきんなこととかおどけたことのできる人らしいが、それでもものすごい声量で本格的な歌を歌える訓練を受けた人なのだろう。

 

自分も、昔旅行の仕事をしていたときに、ある指揮者の先生のツアーをさせていただいたおかげで、いろいろクラシックの歌手の皆さんと交流する機会があった。まったくありがたいことだ。

しかし、一般的な観点として、クラシックのソプラノ歌手が、アニソンを歌うというのは、日本では考えられないことだと思う。飛躍しすぎなのです。

普通の歌手、誰をあげたらいいでしょうかね、綾香さんなのか、西野カナさんなのかわからないけど、そういう方がアニメの中の主人公の歌を歌うということですら、なかなかないことなのに、一足飛びにクラシック歌手がアニソンを歌うなんて。一歩譲って、クラシック歌手と言っていいのかどうかわからないけれども、少なくとも彼女たちは両方をカバーできる歌い手、ないしは少なくとも一度はクラシックの発声法からきちんと学んだような人材であるわけだ。

 

日本ではそういう人材は、それはそれでそういう人材として、それこそ有名な音楽の先生と一つの社会を形成して、その先生をよいしょしてなんとかどこそこのコンサートでソロをさせてもらうとかなんとか、そういうものだと自分は思ってきた。クラシックとアニソンでは住む世界が別でしょ?さらに民謡は民謡の世界があり、ほかに演歌の世界もある。

 

間違いなく、ぴちぴちピッチのような作品が、日本では大変な駄作扱いされているのに対し、ギリシャ人の間で大変に人気を博しているのは、歌手の違いだと自分は思う。自分も一時合唱をやっていたことがあるし、歌に対して訓練されているかどうかと言うのは、ある程度わかるよ。ぴちぴちピッチで採用されている日本人の声優さんの多くは、NHKのど自慢で鐘は鳴らせない。音が外れてるし、学校のどこかで一応合唱をやった、みたいな人が当然知っているような発声もできていないもの。そういう訓練のされていない人たちが演じているのです。ギリシャ人歌手との差はある意味歴然としている。

でも、日本人は、だからアニソンの舞台で活躍する人も普通に音大を出たりそれなりに訓練された人でないといけないとは考えなかった・・・ということでしょうね。

もっともギリシャ人の中では、多分自前のアニメみたいなものはほとんどないのだろう。アメリカものや日本もののアニメは彼らにとっても一つのチャンスなのかもしれないが・・・しかし、いずれにしても、これでいいんだろうかなあ。

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