自分のための覚書。
出生図の星がどのハウスにあるのかという配置は、人生の出来事の時と質を表す。
仮に、単純化されたホロスコープを考える。ハウスの大きさは全部30度とする。
ASCは牡羊12度にあり、一年一日法でASCが1年に必ず1度移動するものとする。
第1ハウスに火星が、第7ハウスに金星が、第4ハウスに土星があるとする。
図のホロスコープでは8歳のときに年運のASCが出生図の火星に合となる。
以下PASC合N火星と書く。
14歳のときにPASCスクエア(90度)N土星
19歳のときにPASCオポジション(180度)N金星となる。
私のところに依頼が来た多くの方に、このやり方で起こるべきイベントを告げると、まず間違いなく裏が取れる。私の予測は当たっているのである。(ただし、私はASCの計算をこんな風に簡略化しているわけではありません。念のため。)
しかし、だ。
もし第7ハウスDEC近くに星があれば、必ずASCは若いうちにその星とオポジションを作る。もし第1ハウスでASC近くに星があれば、必ず若いうちにその星と合を形成する。第4ハウスにある星は、ハウスの分割方法を考えなければならないわけだが、ほぼ人生の若い時期にスクエアを形成することになるだろう。
ちょっと待ってくれ。
たとえば第7ハウスの金星とする。多分かわいい嫁さんとの幸せな結婚生活云々ということが言われている。そういう人は、必ず若い間のある時期に外部からもたらされる大きな失望を味わうのではないかといえるのか?それが、失恋とは限るまい。浪費かもしれないし、病気かもしれないが、とにかくそんなイベントがないといけないのか?
つまり、あるハウスにある星があるということは、ASCと一定の年齢のときに作るアスペクトの種類を表しているということにならないか・・・
うん、多分。間違いなく。
逆にいうと、ASCのスクエアは家庭や仕事の問題かも知れず、セクスタイルは金やお付き合いの問題かもしれない。
多分、そう見なきゃいけないんだろう。ぱっと一瞥しただけで、あ、この人は幼いときにこういうことがあったんだな、これぐらいの年齢で成功するな、というように。