少し前に本棚が壊れた。
木の組み立て式の本棚なのだが、横の板は側面にはめこむ金具の上に載せるようになっている。ところが、間に詰め込みすぎたのか、上に古い資料の箱を置いておいたのがいけなかったのか、外側に向かって木の板が湾曲してしまって、中板がおちてしまった。
すぐに新しい本棚を注文した。今度は木のやつはやめて、事務所にあるような金属製のやつにしよう。そして、詰め込んだ本とかCD-ROMとか、パワーストーン関係の箱、ファイルなどを外に出した。
それだけではなくて、古い袋や包装紙などが使えると思って取っていたものとか、掃除用の古い歯ブラシとか、出るわ出るわ。
すると自分の居場所は座っている椅子の周りを除いて、どこも何かしらおいてあって、昨今テレビでやってるみたいな「片付けられない人」の部屋みたいになってしまった。
ところが注文した本棚が案外配達に時間がかかるやつで、しばらくは寝る場所を変えなければならない羽目になった。
自分は何回か引っ越ししているから、何もかも散らかしたまま、ということはないつもりです。どうしても引っ越すと色々片付けないといけない。でも物持ちがいいほうで、「これ、あとあと必要になるかも」と思って割と取っておくほうです。引っ越しがなければ、全然整理のつかない人間だったかも。
やっと本棚が来て、結局あれもこれも捨てた。
実は、そろそろ整理しないといけないなあ、というものがたくさんあったのです。
本棚をここに設置したとき、6年前、は、あれもこれも必要だと思った。事実その時点ではそれらが要らないかどうか、定かではなかった。そして、なんとなくそのままになっているものもたくさんあった。たとえばあの時は関西から島根に引っ越してきたのだから、大阪のいろいろな書類とかもいるかどうかというのは判断できなかったんです。
自分は今年来年、いろいろ変化を迎えるというのがわかっている。この本棚が壊れるというのも、ある意味いい予兆だと思った。
うわぁ、どうしようもない!というときは、それはそれで実はチャンスの時なのだと思う。そういうと災害に遭われた方には申し訳ない言い方になってしまうかもしれないけど、たとえば家が壊れでもしなければ、なかなか新しく希望通りの間取りの家を建てたりはできないもの。