占いに人が頼るのは、やっぱり異性関係が多いと思うのです。
一応、それぞれの占いにおいて定石があって、この配置ならこのふたりはうまく行くとか、逆に障害があるとか、離婚するとか、迷惑をかけるとか、そういう特定の配置というものはあります。
西洋占星術の場合、男性の火星と女性の金星がいいアスペクトだといいと一般には言われます。もっともこれは必ずそうだということではなくて、火星はちょっかいを出すということ、金星は落ち着けるということであって、場合によっては女性がちょっかいを出すかもしれないですし。
しかし、いずれにしても、それぞれの星によるそれぞれの相性があります。
四柱推命は詳しく知らないけど、でも、干合の人とか支合の人とか、そういうことはいいますね。自分が知っている範囲で、男女として仲良くしている人には支合の人が確かに多いような気はします。
それで、やっぱりいい相性の人と一緒になりたいということで、占いに頼ることになります。
じゃあね、じゃあですよ。
最初から自分に対して占い上理想的な配置になる誕生日を探して、その日の生まれの人を見つけたらアタックしたらいいんじゃないか・・・と、まあ、そう考えたいものです。
そこまでじゃないけど、たとえば金星と火星がちゃんとトラインになっていて、お互いの太陽や月の配置もよく、干合や支合もそろってる人が見つかれば、その人とお付き合いすればきっとうまく行くんじゃないかみたいな。
自分もアホだけど一時期そういうことを考えたことがあります。
でも、結論は、それはうまく行かない。
人から教えてもらった四柱推命のサイトで陣太郎というサイトがあります。この愛の偏差値というのですると、相手との相性を点数化してくれたり、「愛の始まり」「愛の発展の予感」「心の融合・親密さ・居心地」「パートナーとしての必要度合い」「円満度」「結婚したい気持ち」みたいにフェーズごとにわけて判断してくれたりします。
どういう風に判断しているのか自分にはわからないのだけれど、仕組みもできていて結構面白い。
パートナーとしての必要度合い、などというのは占星術でいうとさしずめ土星が相手の主要な星にかかっているということでしょうか。
さらに、「運命の芸能人」というボタンがあって、自分と最も点数が高くなる芸能人を表示して点数化したりしてくれます。
ところが、それですごくいい芸能人とか出たのを見ると、なるほど点数は高い点数が出ているのですが大抵「愛の始まり」の項目がすごく離れていて、ドン引き状態だったりします。つまり、出会わないし、出会っても接点がない相手であるわけです。
出会わない理想のパートナーって、意味あるんだろうか?
そういうわけで、「この人理想の相手でしょ!」という人とうまく行くかというと、まあ、ダメだと思ったほうがいい。
こんなこともあります。
自分自身が離婚するという運勢を持っているのに、ほんまに理想的な相手と一緒になれるわけがない。
自分が結婚する時期と相手が結婚する時期と完全にずれていて、相手はあさってアメリカに行くのに、一週間後に結婚できるわけがない。
そういう点ではホラリーみたいな単純でその場で割り切れる結論の出る技術のほうが、意味深な答えを出してくれることのほうが多いと思います。