ギリシャ語のニュースを聞いていて、その時に話題になっていることに関係する単語は覚えます。
テロが頻発していると、「爆発έκρηξη」「聖戦主義者τζιχαντιστής (ジハーディスト。イスラム過激派)」みたいな単語は何回も出てくることになります。
最近毎日出てくるのは、サラミナ近辺で起こったタンカーの座礁でおこった油の流出です。
最初はサラミナだけの話だったのですが、対岸のピレウス・アテネの近辺の海水浴場が次々と閉鎖になり、ギリシャの皆さんは広がりを食い止めようと躍起になっているようです。
今必ず最初のテロップに出てくる単語はρύπανση(リパンシ 汚染)ですね。
μαζούτマズートは英語でもmazutで、日本語に訳すと「残さ油」というのだけれど、日本では例えばタンカーが座礁してもあまり使われない単語のような気がします。これは石油を蒸留した後に残るドロッとした黒い油で、多分日本の同じニュースがあったら重油とかそういう表現をするのかもしれない。