覚書。
年運で移行するASC(上昇宮)の作るアスペクトについては、それなりに検証を重ねてきた。単にアスペクトだけではなく、ASCのある度数、サインが人生に大きな役割を果たしているとわかった。
テキストにはMCの移行のアスペクトがある。ちゃんとこれもチェックすべきなのだろう。
頭の中で考えれば、仮にハウスが当分割なら、ASCがアスペクトを持つときには、ほかのサインもアスペクトが何らかの形であるはずである。だが、第10ハウスのカスプというのとは別にMCという考えがある。たとえば雄羊の15度にASCがあって第10ハウスカスプが当分割なら山羊15度と想定できる場合でも、MCはMCとして存在する。だから多くのハウスシステムではMCを天頂として採用しよう、ということになる。MC,DEC,ICは別格に扱ってもいいのだろう。
当然の予測として、MCの出来事は社会的出来事に一致しているはずである。
そこで、今までのプログラムにちょっと手を加えてMCの移行を事細かに表示させてみた。
う~ん、ピンとこないような。
しかし、以前に作っている年表で、そのときに起こったアスペクトを照らし合わせてみると、確かにそのイベントは起こってはいる。
よく考えると、その出来事は、起こってはいるのだけれど、あんまり覚えていたいと思わないような、気に入らない出来事なのだ。
また、MCの9倍音は、ASCとMCがもし90度なら9倍音にしても必ず90度になるが、これもそうとは限らない。MCの進行速度とASCの進行速度が違うこともある。
よく考えると、これはほかの人から見た、社会的な立場の私のように見える。
例えばASC9が双子のとき、旅行会社にいて確かに旅行や移動が多かった。そのときMC9が蟹であると、外から見たときには、つまり会社の中では私は家庭的な人間に見えていた、ということだと思う。
だから、ちゃんと注視して、出していくに越したことはないということだろう。