田んぼに残飯を捨てに行く。カラスが待っていて、それをあさりに来る。電線にとまって、人が出てくるのを待っている。肉片とか魚のきれっぱしがあればごちそうだ。
カラスは目で食べ物を判断する。ほかの哺乳動物のように匂いや音で判断するのと違う。タヌキは埋めてある残飯でも匂いでわかれば掘り出して食べるのです。
哺乳動物は、多くの場合一夫多妻制だ。4本足で歩き、嗅覚と聴覚が発達していて周囲を判断する。
一方で、鳥は一夫一妻制だ。2本足で歩き、視覚で物事を判断する。
最近の研究では鳥は恐竜の生き残りなのだそうだ。ということはひょっとすると恐竜もそうだったということなのかもしれない。つまり、2本足で歩き、一夫一妻制で、視覚で物事を判断していたかもしれないということ。
振り返って人間はどうかというと、最近の傾向では一夫一妻制がいいとされている。中東は一夫多妻制が続いてきて、これは昔からそうだった。ローマやエジプトの風習が一夫一妻制で、キリスト教に受け継がれ、現代ではそれが当たり前のように言われている。
視覚が中心なのも同じだ。聴覚や嗅覚はそれほど発達していない。
そして2本足で歩く。
なので、動物の中で、人間は何か鳥や恐竜に近づこうとしているように思える。
自分としては、彼らが視覚で判断しているというのが何とも言えない不思議な感覚ですね。