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レモン、ニンニク、しめじ

大斎はもう終わりで、来週は受難週になる。断食期間ももう少しだ。

 

さて、大斎中というものは、ほぼ世間でいうところのヴィーガン(動物性の食品をとらない厳しい菜食主義)生活を送ることになる。

そうすると、以前もこうした話題を取り上げたかもしれないが、どうしても塩分とか糖分がたくさん入っていないと、おいしくないということになりがちだ。私自身も昔菜食主義にしようとして、結果太ったというか、健康に良くなかったと思うのです。

 

菜っ葉のようなものや、酢の物、料理を作って少し味気ないとおもうものは、レモンの汁を入れたり、あるいはレモンの皮を刻んで入れるとよい。肉や魚のだしを使わないと、どうしても味気なく感じてしまい、塩分をたくさん入れたくなる。レモンの皮があると塩を足さなくても、ずいぶん落ち着きます。

 

炒め物などをするときは、ニンニク、ショウガ、刻んだ玉ねぎなどを加えると風味が出る。

また、炒め物でも汁物でもそうなのだけれど、シメジやエノキ、シイタケのようなキノコ類をいれると味が出ます。これは汁が暖まってからではなくて、冷たい時に入れるのがよい。

キノコ類や野菜のきれっぱしみたいなものは、たくさん入れたほうがよい。それ自体が見た目にいい食材でなくても、そこからいろいろ味が出ます。そうすると、必ずカツオだしや肉のスープを入れなくても、味が出ます。それ自体がよい食材でも、菜っ葉だけ炒めたり汁にしたりするだけでは、どうしてもたんぱくになってしまいます。

 

今年は酢味噌を作るときに、味噌に練りごまを加えることを思いついた。ゴマも味を豊かにしてくれます。いろいろやってみるのがいいですね。

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