この間、ガッテンで、大豆を食べると長寿みたいなことをやっていた。なんでも世界中で長寿の人々を研究した学者がいて、長寿の人々の尿を採取し、食べているものを分析した結果、大豆がいいということになったとかなんとか。そして大豆と長寿の相関関係を示すグラフが出された。
ところが、このグラフに書いてある都市がベルファストだとかなんだとか北ヨーロッパのいくつかの都市と、富山とどこか日本の3都市だけの、十数都市ぐらいしかない。ロサンゼルスは?テヘランは?なかったと思う。しかし、そのわずかなデータの点在に、強引に右下がりの線が引いてあった。しかし、その日本の数都市の点々を除けば、必ずしも右下がりとはいえない状況だった。
長寿の人を研究したというVTRではマサイ族が例の山羊の血とミルクを飲んでいるところとかが出ていた。マサイ族はグラフにないのか?マサイ族は大豆を食っているのか。
あまりにもいい加減なグラフだったので、「これはおかしいよ。」と言ったら、母は、あんたみたいなことを言ってたらテレビが見られないとか何とかいっていた。母は私の言うことは信用しないのだ。
しかし、ガッテンの言ってることも、時代とともに実は変わっている。何年か前に報道したことが「実は違っていて最新の研究では・・・」などということが起こっている。ということは「ためして」はいないわけだ。
さて話は変わって紅白歌合戦。自分は福山雅治という男は何かいかがわしい男なのだろうかと思ってきた。彼は紅白に出るとき、必ず自分のライブ会場から中継して2曲披露する。大したヒットがなくても、必ずそうする。NHKは福山に何か弱みでも握られているのだろうか。我々の受信料で運営する年末の一大番組だ。紅白に出て涙を流す人もいる。福山、お前NHKホールに来いよ!というのが普通の感覚ではないだろうか。あいつだけ、ギャラももらってコンサート会場でも稼いで、おまけに自分のライブの宣伝までしているわけだ。
しかし、立花孝志さんが、NHKがどうやって紅白歌合戦の出場者を決めるか暴露してしまった。芸能事務所は、紅白の担当者に散々賄賂を贈り、枕営業をする。そういうことをしても、NHK職員は公務員ではないので、犯罪には当たらないというのだ。
そうか。Perfumeの3人が活躍している裏で、彼女たちの後輩の売れない歌手たちがNHKのプロデューサーに抱かれに行ってるから、福山雅治は自分のライブ会場で2曲歌えるのだな。
つまり、NHKには個人攻撃ができるわけだ。
立花さんの暴露を見てからだいぶ時間は経っているが、いろいろ考えているうちに多くのことがつながってきたような気がする。
たとえばガッテンを放映するにあたって、医薬品会社や食品会社が担当者に賄賂を贈ったり、女性を用意したりできるわけだな?
ガッテンは、たとえばマーガリンの危険性みたいなことは絶対言わない。研究自体はあると思うんですよ。しかし、マーガリンを攻撃すれば、ユニ・リーバや明治や雪印や森永といった、名だたる大企業を敵に回してしまうことになる。それはガッテンの担当者としてはできないわけだ。
血圧の問題だって、ちゃんと「ためして」つまり統計的な結果でそれを出そうとすれば、血圧130などという基準はおかしいという基準が出るに決まっている。しかしそれを言ってしまえば、当然有名な大学の先生とかその裏にいる製薬会社と対立してしまうことになる。おそらくそうならないように、NHKの職員には散々各所から手が回っているのだろう。
そう考えると、十年を超えてガッテンでレギュラーを務めていた山瀬まみさんが辞めさせられた理由もわかる。彼女は記憶力がよく、過去に放映された内容は大抵覚えていた。そうすると、どこかの時点でNHKに都合の悪い事実を口にしてしまうということがあるに違いない。