カルロス・ゴーン容疑者が年末にレバノンに逃亡した。報道を聞いていると、まるでルパン三世かオーシャンズなんとかみたいな細工が実際に行われたようだ。
ホロスコープを見るとして、どの時間を見ればいいのか?おそらくゴーン氏にとっては、最初のスタート時間になると思うのだ。つまり、14:30ごろ家を出て、ホテルに行き、ホテルで人と落ち合って5時ごろに新幹線、大阪で関空に向かい夜に出発した、その最初に家を出た時間ということになると思うのです。
2019/12/29 14:30 東京
アクションを起こしたゴーン氏はASC♊の支配星の水星ということになるだろう。水星はくしくも、♑の0度に位置する。今まさに出発しようとしているということだ・・・山羊で?
水星は天頂の♒を支配する天王星とトラインになる。天頂は往々にして結果を表す。つまり外国へ逃亡し、それは成功する。
それだけ見ていい悪いとか言っても仕方がないのだけれど、ゴーン氏は実は逃亡にぴったりの時間を選んだわけだ。
さて、月は金星と合、火星とスクエアになる。実にアスペクトが少ない。それは移動に際して、あちこちと接触する可能性を最小限にして脱出したということなのだろうと思う。事件の関係者、日産、ルノー、検察、弁護士、みな置き去りになった。第6ハウスを支配し、12ハウスで隠れている金星が合ということは、縁遠い人、やみの人が彼を逃がすのに手伝っているということなのだろう。
ただ、火星だけはオーブ14度のスクエアである。つまり、しばらくしてから、何らかの衝突のようなことがあり得るのかもしれない。
もう一つは、天王星が逆行していること。ひょっとしたら彼は何らかの形で日本に帰ってくることになるかもしれないとも思う。いや、わからないですよ。この天王星にそこまでの意味があるのか、あるいは帰ると言っても若い時代を過ごしたレバノンに帰ること自体なのか。でも、なんとなく。ここで天王星が逆行しているのは、なんか意味がありそうな気はするんです。