ギリシャ語のニュースは聞いているんです。この前試験を受けてから、漫然と聞くのはダメだということで、メモを取るとブログにも書いた。それもできるだけやるようにしています。これは効果はあるように思う。
あと、自分としては圧倒的に話す経験が足りていない。話さないまでも、声に出していつも新しい文章をそれらしく語ることが必要なのではないか。そのためには、今聞いているニュースをアナウンサーが読むように読めたらいいんじゃないか。その文字があったらいいんじゃないか。
そうすると、この喋っているやつを、文字に起こしたらいいと思う。日本語は漢字があるし難しいけど、ギリシャ語は割とはっきりした言語だし、コンピュータの仕組みで文字おこしできるんじゃないか。
ある程度はできました。
まず、サウンドの設定でステレオミキサーを有効にし、マイクを無効にするか、要するにマイクより優先して使える設定にする。
続いて、ChromeでGoogle Documentを開き、新規の文書を作成する。他のブラウザではダメのようです。
「ファイル」→「言語」でΕλληινικάを選択し、「ツール」→「音声入力」で小さなマイクの書いたウィンドウが出るので、ここでも言語をΕλληινικάにする。
動画を再生し、マイクの絵をクリックすると、ドキュメント内に文字が書かれていく。
ときどき抜けがあって、文字が途切れたりする。ラニアさんが喋っているのがとても流暢で、機械がついていけないのかもしれない。これ残念な点。それからほっておくと全部書き起こしてくれるというわけでもなく、ある程度の時間で勝手に文字おこしをやめてしまう。そうすると再びマイクをクリックしなければならない。
それからピリオドは勝手に打ってくれないので、耳で聞いてピリオドの位置は確認しなければならない。今聞いているのはΕιδήσεις στη Νοηματική (手話でのニュース)ということで、聴覚障がい者が想定されているので、字幕が出るには出るんです。ピリオド、打てます。
しかし、たとえばEKAB(事故対応をする政府組織)のような短縮した言葉もちゃんと大文字で起こしてくれる。それからοκτώ παρά δέκα(オクト・パラ・デカ)、つまり文字通りに言うと8時10分前ということなのですけど、それも何か書きとる風をしたあとそれが消えたと思うと、さっと書き直して19:50と表示された。これ、すごくない?
ま、100%お任せというわけにはいかないけど、適当に我慢強く付き合っていれば、何か使えるかもしれない。