今回のウクライナ問題の報道で、自分は、当初特に詳しいわけでもなかった。何が起こったのかわからなかったのだ。
自分がおかしいと思ったのは、ニュースや情報番組が、過去のニュースについて何一つ取り上げなかったこと。
たとえば自分は2014年のクリミアのロシアに編入(併合)のとき、クリミアの住民が・・・住民ですよ・・・みなロシア国旗を振っていたことを覚えている。一人の女性がウクライナ国旗を掲げて通りを歩くと周囲から罵声を浴びた。
これでわかることは、まず、クリミアにいる住民のほとんどはいわゆるロシア系住民であること。
そして住んでいる人々がクリミアのロシアへの帰属を望んでいるということだった。
クリミアが歴史上ロシアにとって重要な軍港だったことはわかる。だが、クリミアをロシアに入れてくれと言っているのは、ロシア政府や軍ではなく、そこに住んでいる人だ。
住民は、別に関係ないじゃないか。彼らは改めてロシアの軍港となってヨーロッパのいわば標的みたいになることに意味があるのか?当時はなぜ彼らがそうしているのか、自分は思いは至らなかったと認めます。
ウクライナ関係のことがニュースになったことは今までも結構ある。
- バイデン大統領の子供がウクライナで石油会社の役員をしていて、不正をしたとして選挙中にトランプ大統領が指摘をした。
- 2004年のオレンジ革命、2014年の政変があった。NHKがアメリカの工作員や政府関係者が民衆を扇動している場面をカメラに収め放映した。立場がアメリカ寄りの日本でこういう映像が放映されるのはとても珍しい。しかし、要するにアメリカが不正な介入をしているということは公然の事実だった。
- なんかティモシェンコとかいう美人の大統領候補がいた・・・
今回に至るまで、全く報道されていない事柄も存在する。2014年にオデッサで現政権よりの人たちがロシア系住民を建物に閉じ込め数十人を焼き殺す事件が起こった。このとき殺した人々は、ウクライナの法律では当然殺人罪に問われるべきだが、この団体の幹部が政府内にいたために不問に付されたとか。ナチスのハーケンクロイツを旗印としている戦闘組織アゾフ大隊を政府が抱えていることも日本では何一つ報道されていない。
しかし、報道されていないことは一般民衆はわからないとしても、過去にニュースになったことは「じゃ、あれはどうだったの?」という説明がなくてはならない。
通常であれば、テレビに出てくるロシア関係の専門家、ウクライナの政治学者と名乗る人たちが、「何年にこういう政変があり、そのときにこのようは方針転換が行われ、ウクライナ政府はこういう方針で臨んでいるのです」という説明があるべきだと思うんです。
それが、びっくりするほど、一切ない。
国民、私たちは、突っ込まなくてはいけない。「あれはいったいどうなったんですか?」
私、ぼんくらですよ。テレビの前に座ってニュース見てるだけです。でも、全くおかしいと気が付きます。しかし、いま国民はそういうことを9割がた一切考えようとしない。
そしてもっとおかしいのは、羽鳥さんでも宮根さんでも恵さんでもいいけれど、情報番組を回している人たち。彼らがそうした情報を知らないはずがない。いやいや彼らの後ろには有名大学卒のディレクターさんが高給をもらって番組を運営している。東大だか京大だか早稲田か慶応か知りませんよ。NHKの和久田さん、東大だよね。
番組やってて、「あんときこうだったよね?」と誰も思わないの?思えば調べるはずだ。報道のプロ、東大卒の連中が、覚えていないはずはなく、それを調べることができないはずもないと思う。だが、びっくりするほど一切そういうツッコミもない。
そして、国際社会もほとんどそうなってしまっている。責任ある大国は、中立を保つか、強硬な態度に反対している。つまり、インド、中国、ブラジル、メキシコなどだ。だが、ほとんどの国がウクライナの民族主義者・ネオコン側についた。
これは・・・
自分が分からないのは西側で手を引いている人の意図です。
プーチンの意図が分からないという人は、何も自分で調べていない人。だって彼は言ってるじゃないですか。
彼の発言のうち、「これ、本当?」と思うようなことがいくつかある。たとえば彼はウクライナには独立した司法機関がないといっている。これが本当だったら大変なことだ。ほんとなんですか?
でも、これこそまさに「専門家」が解説すべきことじゃないですか。何も解説しない。
NATOのことだってそう。ワルシャワ条約機構は解体し共産圏は崩壊した。ソ連は失敗したのです。NATO、いらないじゃないですか。それに対して一定の説明がなければならない。
そしてそうしたものは全く報道せずに、まるでスターリンがポーランドに侵攻したかのように報道している。
でも世界中がそれに従っているのです。「なんかおかしい・・・」そこまでは思ってほしいが、誰もそういいださない。
つまり、私が言いたいのは、たぶんこのウクライナ問題は「序の口」なのではないかということ。これで終わらない。
ごらんなさいな、日本は防弾チョッキを現地に送ってしまいました。
自分はこれは「参戦」だと思う。戦後あんなに戦争はダメだといっていたのに、こんなメディアの焚き付けのまやかしで参戦しちゃうんですか?
これはなんか起こるよ。まだまだ。
よくぞ言ってくださいました。
しかも、偏向報道で殆どの方が
ウクライナ側に偏って熱くなっているこの状況下で。
戦争は確かに良くない。それはよくわかっているし、むしろ戦争は反対です。ですが戦争をしなければならなくなった背景を知って欲しいと思います。
匿名さん、こんにちわ。
どういうご事情か分かりませんが、賛意を表していただきありがとうございます。
返信ありがとうございます!
申し遅れました…
michicoと申します。
占星術に興味があり
最近こちらのブログを知り
読ませて頂いてました。
私もロシアとウクライナの戦争について過去の歴史などから調べていました。
メディアはオデッサであったことも出しません。
世の中、おかしいです…。
michicoさん、コメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。