相談を受けて、ある時期の星を出す。
多分、一般的に占星術師がホロスコープを作るときは多重円からスタートするのだろうと思う。
「2012年4月6日に誰々さんはこういう運勢です。こういう状況にあり、こういうことが起こります。その根拠はあなたの出生図がこうで2012年4月6日のプログレッションがこうで、トランジットがこうだからですよ。」
ということになる。そして、そのプログレッションやトランジットが有効かどうかはオーブで示す。ネータルの金星が天秤の9度45分です。プログレッションの月が天秤の10度20分です。オーブが一度以内だから合が成立しますね。
ところが、私は違う見方を求めた。つまり、基礎データを入れて、年表を作れるマクロを作ってみた。プログレッションの月が3月10日ごろに合になります。
同じことを言ってはいるのである。
多重円を見るのは、全般的な状況を見るのには楽だと思う。多分、こんな感じ。こんな感じでしょう?
一方、年表は流れをつかむのには便利だ。
多分、両方出すのがいいのだと思う。ある時点でどうかという星。それはそれでちゃんと出す。一方で、時間的な推移というものはそれはそれでちゃんと出す。そういうことだろう。
これって、なんとなく、貸借対照表と損益計算書に似てない?貸借対照表はある時点の資産を出すものだし、損益計算書、あるいはその元になる総勘定元帳というのは、ある期間での損益を出す。