コメントでご質問いただいた件について、お答えしないといけないと思う。
が、そのことに真剣にお答えする前に、一般的に占星術で生まれ持った星がどのように事件や事故に関係するといわれているか、ざっとご紹介しましょう。
占星術の場合、そうしたことをいうのです。
具体的に言うと
- 冥王星と金星の組み合わせは性的な衝動などに関係すると考えられている。良い位置にあればいわゆるセックスに強い人ということになるが、悪い位置にあると、暴行を行ったり、逆に強姦被害にあったりする。
- 第5ハウスの状況。第5ハウスは遊興を表す。たとえば海王星が入っているような場合、この人はアブノーマルな性癖を持ったり、良くない男女関係を持ったりするといわれている。
- 海王星と主要な星とのハードアスペクト。海王星はあいまい、裏切り、不正行為などを表す。たとえば水星と良くないアスペクトがある場合、文書を偽造するとか、あるいは書類上のことで裏切りに会うと考える。
- 第4ハウスの状況はその人の家庭環境を表す。火星や天王星が第4ハウスに位置する人は、家庭内で喧騒があったり、家族と疎遠になって早くに家を飛び出すといったことが言われる。
- 木星のアスペクトは、人生における法律的なトラブルなどを表すことがある。また、木星と天王星のハードアスペクトは人生で破産を経験するなどと言われる。
- 第12ハウスの星。12ハウスは福祉や病院などという象意もあるが、敵という象意を持つ。たとえば火星などがある場合、人生で執拗な敵を持つという風にいわれる。
などなど・・・です。いろいろあります。
占星術師なんてのはいやらしい人間で、依頼が来れば何枚もホロスコープを見ることになる。そして、たとえば依頼者のホロスコープ中に該当の星の配置があれば、あんまり深く考えることなく「この人はこうなるだろう」と判断する。きわどい不正行為みたいなのがあるかもしれないとか、男女関係いろいろあるのかもしれないとか、思います。
そして、それは大抵の場合当たっちゃうよね。日本には1億ちょっとの人がいる。いろいろな人がいる。犯罪を犯す人もいっぱいいる。事故を起こしてしまう人、不倫してしまう人、たくさんいる。その中でホロスコープを見れば四の五の考えなくても当たる。そうなりますよ、普通。
一方で、自分はなんとかしたい、というのはある。これ、変に思われるかもしれません。でも、たとえば自分が離婚しますとか破産しますとか犯罪を犯しますとか、そういう星があっても、「ま、そういう星もあるけど、自分に限ってそんなことは」と思いたい。そして、そういうことがなくて終わらせたいと思う。
たとえば破産しますというような占断が出ていれば、なるほど一時的に経済的に困ることはあるかもしれないが、破産手続きまではないでしょう、と思いたい。犯罪を犯しますということになっていれば、ちょっときわどいところまではあるかもしれないけど、お縄になったりするようなことはしなくてすむだろう、と思いたい。
ただ、第三者から見ているとこれは馬鹿げたことなんです。私が自分について「ま、俺は犯罪を犯すところまではないだろう」考えていて、ほかの占星術師が私を見ていたら「いやあ、こいつヤバいやつじゃん」と思っているに違いない。そしてたいていそのことは本当に起こってしまうのです。
なので、仮に何らかの手段でその運命が変えられるという事実が、それはそれで存在するとしても、占星術がそれを指示していることはある、といわなければならない。
こんにちは、ネコです。
ご丁寧なるご回答ありがとうございます。
この後にまだ、№2、3、と書いていただいてるようで、恐縮です。
私も、年運など視ていただきながら、あまりよく解らない事もあり、適当になっておりましたが、
この度の、ご回答から、少しだけ自分で学んでみて、、
自分のH28年度の年運をあらためて見て、結果、ええ~!でした。
「星占術師は、いろいろ解ってしまう」その意味が少し分かった気がしました。
第5ハウスの状況、ここに♆海王星が入っていた場合、、、、。
なんと!私、まる入りではないですか?!
これは厳しい、。恥ずかしい!
あとハードアスペクトの意味がまだよく把握できないので、なんとも分かりません。
不正、あいまい、12ハウスの「執拗な敵」その通りです。
本当にすごいです。
しかし、なんらかの手段で、その運命を善き方に変えていきたいと思っています。
ネコさん、こんにちわ。
そうですか。わかっちゃうというのも、なかなか難しいものだと思います。