さて、大体30年で一つのサインをASCが動くということになると、人生の間に10個もサインを移るような人・・・300年も生きる人・・・はまずいないと言える。自分の出生したときのサインから、隣、その隣、そのまた隣り、ぐらいまで移ると、まあまあ長生きしました、ということになる。
そして、この移っていくサインは規則的に並んでいる。
必ず「火」「土」「風」「水」の順番に並んでいるのです。
大まかに言って、火のサインにあるときは、活動的・積極的な時期であり、土のサインにあるときは実務的、働く時期、風のサインにあるときは通信とか移動とかメディアなどに関係する時期、水のサインにあるときは神秘的なこと、芸術、隠れたことなどに関係ある時期、云々ということになる。つまり、ほとんどどんな人でも、人生の中で違う側面の時期を経験することになるわけですよ。
先に、魚座にサインが移った人の話をしました。魚とか水のサインにASCが移る時期というのは、大体人生の中でいろいろな困難が噴出する時期と言われています。だから、自分は心配したわけですよ。ひょっとして何かあったんじゃないか、的な。
出生時のASCが水がめの人は若い時期に、ASCが山羊の人は壮年期に、多分ASCが魚に移ることになります。そして、ASCが水がめの人、山羊の人というのは一定の外見上の、また性格上の特徴を持つことになる。そういう人はみなある時期に魚座になるのか?そういうことになります。それが必ず不幸じゃないかもしれない。芸術や福祉や医療で成功する人だっているかもしれません。
だけど、多分ASCによって、人生に一定のパターンがあるかもしれない、ということは言えると思う。
水のサインに生まれれば、必ず次は火のサイン、その次は土のサインになる。つまり、もともとは柔軟で家庭的・芸術的な人でも、若い時に自己主張する時期があって、年を取ると実際的な事柄に関わるようになるとか、ですね。