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結局のところ、祈りはギリシャ語ですればいい

変なタイトルをつけてしまった。こういうタイトルだと、ギリシャ語の宣伝かと思うかもしれないが、今日の主なテーマはそういうことではない。

 

色々考えていました。日本語というのはとても難しい。

たとえば方言がある。人々は方言は味があるとして、その使用を推奨したりしている。

しかし、ロシア語を習っていてロシア人に聞くと、そんなことはないという。おそらくスラブ語各国語間の違いが、日本での方言の違いぐらいの感じだ。ウクライナならもちろん、チェコ語が話せる人だとしても、ロシア人となんとかかんとか意志疎通ができる。
ロシア、ロシアの前はソ連だったわけだが、その共産主義国家は、様々な民族、様々な宗教の人々が「これを学べばソヴィエトに参加できる。」という形を作る必要があったに違いない。33文字を覚え、一通り学んだ人は、ロシア人だろうがウクライナ人だろうがタタール人だろうがモンゴル人だろうが、同じ社会主義の一員となる、という建前が必要だったことだろう。
そうすると、そういうものに方言があっては困る。33文字を学んで、一定の検定試験を受ければ、公務員にでもなれるし、免許も取れるというのでなくてはならない。

別の理由もあっただろう。たとえば外敵に占領されたときのアイデンティティの問題。
フランスとドイツのように国境を隣接していて、アルザスのように昨日までフランスだったところが突然ドイツになったというような歴史があるところがある。そういうところで「俺たちはフランスを支持するのだ!」という人が、「いや、ごめん、アルザスの言葉はフランスの言葉とはちょっと違うんだぁ。ありがとうはおおきにだしさ」などと言い始めたら、ドイツ人は「それ見たことか、では共通語はドイツ語でいいじゃないか」というに違いない。人々が話すフランス語というものは、美しく共通のフランス語である必要がある。

日本語にはひらがな、カタカタそれぞれ50文字のほかに、最低でも知っているべき漢字が1500ほどあり、さらに今ではアルファベットが使えるのが当たり前になっている。新聞や行政が「DV法」とかそんなことが書ける国がどこにあるというのだ?国は外国人労働者に期待しているようだが、あなたが外国人の立場だったとして、アメリカに行くか、シンガポールに行くか、韓国に行くか、日本に行くか、ということになったときに、日本の言葉の壁が一番高いと思う。

宗教、崇高な知識とでもいうものでも、それは同じだ。日本語の聖書などというものは、それだけで4つも5つも違う版があり、そのそれぞれが、いわば「正しい日本語」で書かれている。主の祈りは、教会の数だけ異なったものがある。
仏教ならましかというと、和賛があり漢文があり、そうかと思うとサンスクリットのマントラはそのまま使われていて、「日本語訳を用意すべき」とかなんとか、いまだにそんなことをしている。

 

で、今まで歴史上そんなことはなかったわけだが、もし日本が外国に占領されたら、多分日本語は残らない。滅ぶよ。外国語ちゃんぽんで複雑すぎるもの。先ほどのDVだって、ロシア語にもギリシャ語にも、ちゃんと自国のロジックの単語がある。ロシア語でДомашнее насилиеというらしいが、Домашнееは宿題(家でやる課題)、家事、ペット(家にいる動物)みたいなので共通に出てくる単語で、ロシア語のロジックで誰でも思い浮かぶ言葉だ。ロシア人を日本人が占領して、学校で日本語しか教えなかったとしても、ロシア語は残る。

日本語は「DV」ですよ?ひらがなとカタカタと漢字を覚えても、まだ書けない文字の言葉です。占領されたのち、隠れて日本語を使っている家族がDV法がどうこうという話になったとして「お父さん、この字、なあに?」と子供が聞くだろう。まだアルファベットも覚えないといけないのか?

 

日本語が残らない、日本語が定まらないというのなら、祈祷をどのようにしようか、とか悩む必要はない。新約がギリシャ語で書かれているのだから、パーテル・イモンと唱えればいい。他の人がわからない?もう、それはいいじゃないか。

それでタイトルみたいな結論なわけです。今日のところはそれでいい。

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