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一連の表現

ギリシャ語のテストで聞き取りができなかったというのがショックだった。

なんとなく言ってることはわかる。そして、その単語が聞き取れていないわけでもない。だが、いざ書こうとするとなんだったかわからない。παράδοσηだとかέκδοσηだとかギリシャ語の場合はどこかの部分が似通った単語がたくさんある。ちょうど日本語の部首が違う漢字がたくさんあるのに似ている。なんかそれらしい単語を言った、というのではダメなのだ。単語を聞いて完璧にその内容が心にイメージできて初めて解答用紙を埋めることができる。それができないのだった。

 

そこで、ニュースを、たとえ1分、2分でも1語1語書き起こしてみるようにしている。さらっと聞き流していて、大意は分かる内容でも、適当にわからないところは聞き流してしまっている、それをやめようというわけだ。

 

最近テッサロニキの市長が覆面をかぶった男達に襲われるという事件が起こった。これには伏線があって、トルコから再三領土侵犯やギリシャや正教の尊厳を傷つけるような挑発が重なっている中で、テサロニキ市長は親トルコ的な言動が目立っていたようだ。テサロニキ市長に反感のある人はどうやら多かったらしいし、日本と同様で若者の間で右翼的な考えを持つ人も出てきている状況だった。

今日はその裁判が行われる裁判所に何人かの男が侵入したりペンキをかけたりといった行為を行ったようだ。

で、アナウンサーのエレーニさんが「メーネテイポリティキアディパラスタシ・・・」と始めるわけで、該当の単語を書き出してみる。初心者がギリシャ語でよく使うメーネテという表現はμένετε (あなたは住んでいる) だけど、ニュースの初めでそんなことを言うはずがない。μένεταιという表現があるのだろうか?

ところが最近の検索サイトは便利で、間違った綴りで検索すると

「μαίνεταιではありませんか?」と直してくれる。

παρασταση(パラスタシ)がひとまとまりなのはわかるが、アディはαδιだろうか。それでそれらしい単語を並べて検索してみたら

μαίνεται η πολιτική αντιπαράσταση

というフレーズが、今回のニュースだけではなく、いっぱいヒットしてきた。これだ。

「政治的な反対勢力の怒りが沸き起こった」

ということのようだ。

 

つまり、このひと固まりを続いたフレーズとして覚えておけば、次からはそこの部分はさっと聞き飛ばせるわけだ。なかなか大変だね。

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