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普通に死すべき人

ギリシャ語のニュースでも高円宮妃絢子様(さん?)の守屋圭さんとのご結婚が報じられていた。

どうも、ギリシャのニュースは海外の王室・皇室の動きと言うものは敏感のようだ。しょっちゅうメーガンさんがどうしたとか、報道しているもの。

さて、そのニュースの見出しなのだが

Παντρεύτηκε κοινό θνητό η Πριγκίπισσα της Ιαπωνίας
(パンドレフティケ・キノ・スニト・イ・プリンギピサ・イアポニアス)
日本の姫が一般人と結婚した

ということになっていた。パンドレフティケ、結婚したという意味です。
主語はイ・プリンギピサ・イアポニアス、日本の姫、王女ということですね。

珍しい表現だなと思ったのは、キノ・スニト(一般人と)で主格で言うとκοινός θνητός(キノス・スニトス)ということになります。

キノスというのは共通の、一般の見たいな言葉です。スニトスは死すべき人と言う意味。
普通の死ぬ人?
意味がわからなくて検索しました。

要するに、特別の権威や位、力なんかを持たない人ということのようです。つまり、一般人ですよ。

どんな感じでギリシャ人はこの言葉を受け取っているんだろう。

たとえばヒーローというのはもともとギリシャ語で、半神を意味します。たとえばヘラクレスみたいにゼウスと人間の子供、みたいなのですよ。結果的に今英雄と言う意味になってるけど、そういう特別の存在ということですよね。

王族については何かそういう特別の感情を彼らは持っているのだろうか?

普通に死すべき人」への2件のフィードバック

  1. あめ

    小姑みたいですが、絢子さまは高円宮妃ではなく、宮家の子で絢子女王、ですよ。妃はお母様の久子様です。

    返信

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