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平均して偉い人

いま、PHP(プログラム言語のほうの)のフレームワークを試している。フレームワークといえばウィンドウズ自体が一種のフレームワークだし、かつてMFC(Microsoft Foundation Class)が開発のフレームワークを提供した。久しぶりに爽快な環境のような気がする。

だが、プログラムの世界では、どのみち枠組みは古くなる時が来る。現実の建築物のように数十年というスパンを問題にすることはない。しかし、それにしても、そのフレームワークを提供する人は「いずれこういうものが必要になるに違いない」と考えてそれに取り組んだわけだ。やってる本人が好きでやっているのかもしれないが、それにしても枠組みを作り上げるというのは大きな仕事だ。

 

ある大きな業績を目にしたときに、男性はやっぱり「自分がそれをできなかったのか」などと考えるものですよね。女性は程度の違いで悔しいと思う場面はあるにしろ、自分を変に高く見積もって崩れたりしないところがあって、それがいわゆる女性らしさというか、女の強さというのか、だと思う。だが、要するに「それをするのが私じゃダメだったのか」ということです。

 

ノーベル賞を取った学者さんが、周囲の支えのおかげですと仰る。もし仮に、大学に行っている最中に後ろに家族の不安や経済的問題を抱えていたら研究に打ち込むことができなかったかもしれない。

 

親族が大きな借金や社会的マイナスを作ってしまって、なんとか一生頑張ってそこそこの生活まで持ってこれた人。そういう人はノーベル賞を取ったり有名な仕事をしたりということはできないかもしれないが、しかし、偉い人かなと思う。マイナスを埋め合わせた、ということですよね。

それは細かいことを言えば心理的なものまで及ぶと思う。家の苦境などというものは、心理的にも大きくマイナスになる。安心しているということがなかなかできない。たとえば自分は親に甘えられなかった人が、子供ができて気が付くと子供が膝に乗っている。それは小さなことではないのではないかと思う。

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