大阪都構想、否決されましたね。

ここは本当は占星術のブログということで、「かれこれこういうことで、こういう結果になります」と言うべきだと思う。先日から都構想のこともアメリカの大統領選挙のことも気にはなっているのですが、ちょっとしたとっかかりを出すことができずにいました。

いま、投票結果が出た時のホロスコープは見ていますが・・・ああ、こりゃ否決されそうなホロスコープだ。なんてこったい！

それはまた記事にするとして・・・

終盤、えぐかった。

反対派の人々が言い出したのは、都構想を実現すると金がかかる、という議論だった。
大阪市を廃止すると財源が減りますよ、サービスが低下しますよ、これだけたくさんの費用が掛かりますよ、と一斉に攻撃し始めた。
大阪に一議席もないのに、立憲民主党、蓮舫さんなんかが、散々に都構想を攻撃した。たまたま先月末、仕事で大阪に行ったのですが、丁度新大阪の近くの辺に山本太郎が来ていた。れいわ新選組のビラには「大阪府の赤字を埋めるために、大阪市の財源をカツアゲ」と書かれていた。

自分は山本太郎さんは期待してたけど、もう信じるのはやめようと思う。
橋下徹が出てくる前、大阪府は5500億円の赤字を抱えていた。それを解消したのは橋下さんだった。自分も維新さんが何もかも正しいとは思っていません。間違っていると思うこともあります。
だけど、今の大阪は橋下さんや維新の皆さんの功績ですよ。
教育もよくなったでしょ。学力テストだってよくなったじゃないですか。橋下さんの時に散々教育委員会に手を突っ込んだでしょ。
かつて、大阪にオリンピックを呼ぼうとしたときに、府と市がバラバラで全く足並みがそろわず、大きな機会を逸した。しかし、今維新が府と市で協調するようになって、2度目の万博も承知で来た。
大雑把に言って、維新が大阪を回すようになってから、庶民の生活はよくなったと思う。どう考えても実績では維新さんじゃないですか。

それを、わざわざ東京くんだりからやってきて「カツアゲ」とか、なんですか。
ま、山本太郎だけだじゃない。マスコミも直前になって一斉に「大阪都構想には金がかかる」「住民サービスが低下しますよ」などと言って大規模なキャンペーンをやり始めた。

なんでも共産党の山中智子市議が終盤に根拠を示さないまま「大阪都構想実現で行政コストが218億円増加する試算がある」と言い出した。その後毎日新聞が「市4分割　コスト218億円増　大阪市財政局が試算」という記事を出した。そしてNHKと朝日がこれを追随して報じた。ところがこの後、NHKと朝日はこれは誤報であるとして小さく謝罪した。しかし、一旦世間に広まったこの認識は簡単には払しょくできない。

選挙前のインタビューで若いお母さんが、教育に金がかかるようになるなら反対だというようなことを仰っていました。その短い間にそれが浸透してしまったわけですよね。

山本太郎も言っていた。教育に回す金がなくなります。ちょっと待ってくれ。この10年ほどで大阪の教育関係を改革してきたのは誰だと思ってるんだ？

要するに、大阪市で甘い汁を吸ってきた人には、金が回らなくなります。そりゃそうですよ。より効率的にお金を使いましょうということなんだから、ムダ金は生じなくなりますよ。

新しいことってのは、できないもんだねえ。大阪で出来ないなら、他のどこで出来るの？