今日、営業で車に乗って遠出している。
今日はとりわけ朝が早かった。車も少ない。涼しい中、空も晴れている。昼間は気温も上がるのだろうが、冷たい風が気持ちいい。
運転しながら考えた。ひとりで運転していると、いろいろなことから解放されるのだ。
占いであれソフトであれ、自営ということになると、常にあれこれ考えていないといけない。貧乏暇なしというけれども、要するにやることがある場合に、机と椅子のあるところにいると、どうしてものんびりとはしていられない。それで座ったから必ず効率よく仕事しているかというと・・・とんでもない!調べ物をしようとしてYahooの画面を開いて、面白そうなニュースがあると見入ってしまって、何をしようとしたのか気がついたら30分も経っていた、なんてざらにあります。情けないですね。
ところが、運転をしているときは、そういうことも考えなくて済むのである。電話?運転中だから後でします。納期が迫っています?いや、ついたらやりますけど、今は運転中です。調べ物があります?いや、ここじゃパソコンは見られないよ。
以前ソフト開発で知り合った人がいて、その人は良い技術者を雇っては開発の必要な企業さんに雇い入れ、また同時に開発の仕事も取ってくることができる腕利きのセールスマンだった。彼の周りにはすごく腕のいい技術者がたくさんいた。
彼曰く、腕のいい技術者は鬱の人が多く、またバイクを愛用しているという決まったパターンがあるのだという。バイクに乗っていると孤独になれるというのだ。事実素晴らしい技術者がバイクに乗っているということは結構あった。
自分は免許を取ったのがつい最近だもの。今まではそんなに乗り回したりできなかったよ。
だけど、たとえば失踪する人だっている。車があったら簡単だ。あれもこれも積んで、行先を告げずに出発してしまえばいい。
健全な人でも、ドライブの最中解放されるのが楽しいという人はいる。いつも家族関係でいろいろあって気を遣う。だけど、今日は遠出だ、知りません!
そうだね。ドライブが楽しいって、ちょっと危ないことなのかもしれない。できれば、仲のいい誰かと乗ったほうがいいのかも。