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教育行政

大津中2いじめ転落死の事件、後から後からいろいろなことが明るみに出てくる。生徒が教師を信頼しておらず、重要なことをアンケートに書いていなかった。警察が入って事情聴取となって初めて口を開いた。アンケートにちゃんと書いた生徒は担任から口止めされていた。教育長は事故後オーストラリアに視察と称して旅行に行っていた。いじめた生徒が転校先でも暴力行為を行っていた。

 

自分でも、さまざまな思いが頭をめぐる。

 

いじめ自体は昨日今日の問題ではない。

私は旅行会社で海外旅行を担当していたので、何度か教育関係の海外視察旅行に携わった。こちらは営業をしているわけだが、たとえば幼稚園がモンテッソーリなのかシュタイナーなのかといったことは、私たちは知っていなければならなかった。今となっては名誉ある話だが、私と同じデスクで働いていたものはテレビに出ている有名な教育評論家と視察旅行にいったりしたものだ。私のお客さんは、各地の教育委員会さんなどで、単なる研修旅行ではなく、まさにこうしたいじめの問題を視察しているのだ。

1990年代、日本でいじめが問題になったのと同じ時期に、北欧でもいじめが深刻な問題になった。しかし、多くの国は教育の体制を抜本的に改革して大きな成果を収めた。彼らは教室の人数を減らし、担任が長期にわたり生徒に責任を持ち、校長が権限を持ち、カウンセラーを入れ、生徒の個性を伸ばすという方向で成功した。

 

しかし、日本ではそういう改革がなかったのである。日本であったのは、ゆとり教育であり、運動会で手をつないで一緒にゴールして全員1位になるという教育だった。

おそらくそれは、文部科学省-教育委員会-学校-教員が完全な縦割りで、ほかの省庁や行政から独立しており、教師の身分も保証されていて、カリキュラムは文部科学省が一律に決めていて・・・というがんじがらめの体制を変える力がなかったからだと思う。今回の大津の教育長も海外視察旅行をしている。あなたが各都道府県の図書館に行けば、おそらく年度毎の海外視察旅行に多くの先生方が参加しており、きちんとした報告書が残されていることを発見するだろう。

 

今は、自分はこのブログでは占星術をやっていることになっている。そういうものを持ち込むことを学校は拒否するにきまっている。学問的に定かでないことをもとに一定の先入観を持って子供に一定の評価をしてしまうことがタブーだからだ。

だが、たぶん一クラス分のホロスコープを一通り見ることができれば、誰と誰とが友達になりやすいか、誰がいじめにあうか、事前に知ることぐらいはできると私は思う。現実にはたとえばLD(Leaning Disablity、学習障害)の子供がいて、その子が単に行儀が悪いのではなく、ちゃんと医学的にある程度問題があると認定されるのには、まず親や教師がそれを認識して、外部の児童心理学専門家などにお願いして半年か一年順番を待って、やっと結果が返ってくるまで待たないといけない。つまり、対応できるまでに数年かかることもざらにあるわけだ。

そうであるなら、ユングのように、心理学に占星術を持ち込んでしまうほうが手っ取り早い。

教員の中には、子供がそういう状態であるということが全く認識できなくて、必要以上にその子を叱ったりおかしな目で見て、結果的にいじめに加担するような人もいるのである。

 

 

それで、あれやこれや、なのだ。教員の皆さん方は一生懸命やっておられると思いますよ。だけど、本当にできることが成されたのかどうかという思いがあるのです。人一人の人生を預かっているわけですからね。

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