ここのところ、コロナの新規陽性者が激減している。
菅さん、河野さんは、10月、11月に全国民の対象者・希望者に対するワクチン接種が終了すると言っていたから、ある意味において計画通りだった。だから、徐々に減少しているなら、まさに計画通りだったわけです。
しかし、ある程度接種が進んだにもかかわらず、デルタ株で第5波が来て、急激に感染者が増えた。
ところが、ここに来て、対前週半減の勢いでコロナの新規陽性者は減少し、とうとう100人以上の都道府県は東京と大阪だけ、それも200人を切るようになった。
多くの学者さんがもう少し緩やかな減少を予測していた。あるいは、人流が増えたり学校が再開したりして、再拡大すると読んでいた。
学者さんたちの予測は全く外れてしまった。しかし、外れるにしても、これだけの減少をするということについて、合理的な説明を誰も持っていない。インターネットでは予測を外した学者さんに対して、間違いを認めろという声も聞かれるけど、じゃあ、だから「これが正しいモデルなのだ」というものもどこにもないように思える。
シルビア・ブラウン氏の予言の一節を思い出した。
「疾病そのものよりもさらに不可解なことに、それは到来した時と同じように突如として消え去り、10年後に再び攻撃し、そして完全に消滅する」
ひょっとして、これってこのことなんだろうか。
いまだに関係者は「マスクをしろ」「第六波への対応を」と言ってるけど、それを尻目に減少し続けてしまえば、人々の脳裏に浮かぶこともなくなってしまうのではないか、とも思う。