誰しもが、たとえば占星術、他のいろいろな運命学に触れて、運命というものがあると分かったときに、
「運命から逃れる」
と聞けば、誰でもそれに惹かれることがあるだろう。
引き寄せの法則によって、変えられる。努力で変えられる。パワーストーンで変えられる。秘密の修行で変えられる。
だけど、それを聞いた人々が感じるのは、実はかなり幻想だ。
運命から逃れて、自由な私。
だが、「私」などというものは、そんなに自由なものではありえない。
人間はとても高度な精神・役割・使命・知性を持ってこの世に生きている。それは本当だが、だからといって完全に神や宇宙から自由だと考えられるほど自由ではない。
もっと、現実的な話、たとえば他人さん、誰とも関わらずに生きていくことなど出来ない。運が開き始めた、それは新しい人と出会い、新しい行いをし、新しい環境に住むということであって、洞窟の中で結跏趺坐を組んで8年間断食することでは多分ない。
運命から逃れるということ、運命を変えるということの、論理的な、そして直感的な帰結として考えられる唯一の考えは、別の影響下に入るということだ。これは
1. 平行的に別の影響を受ける。たとえば、雄羊のように振舞っていたのに、蟹のように振舞うということ。金星のように振舞っていた人が火星のように振舞うということ。
2. ある種の達成を得ることによって、それまでの自分にはありえない行動が取れるようになること。たとえば太陽の影響を受けていたのに、あるときから銀河系の影響を受けること。
の2種類しかないと思う。
実際にそれがどういう形で訪れるのかは様々な形を取り得る。適切なアドバイスかもしれない。ふと気がつくということかもしれない。ある種の食物を食べられる環境になって、その結果何かの疾病が形を現さなくなるということかもしれない。
はじめまして。
最近ホロスコープを勉強し始め、こちらのブログにたどり着きました。
私も運命(ホロスコープ)というのは変えられるものではなくて
運命を知った上で、足りないものを付け足して行く(別の影響下に入る)ことが
人生の醍醐味なのかなとも思いました。
天空遊さん、こんにちわ。
コメントありがとうございます。
違う分野のプロの方のようにお見受けしました。
人によって、理解の仕方も違うと思います。
また、いろいろお教えいただければと存じます。