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真ん中の座布団の重要性

宗教とかの問題をやっていると、多くの場合、完全に2項対立で考えている。神と人、精神と物質、あの世とこの世、決定論と偶然論などなどだ。

あの世 精神 意志・決定
この世 肉体・本能 偶然

もう一枚座布団がいる。

やっぱりどうしても中間のものがいると思うのです。
中間のものというのは、たとえば占星術。つまり、運命。意志でもなく偶然でもない。物質的というわけでもなく、神の意志が直接反映しているというわけでもないが、長期的なスパンにわたって先を見通せる何らかの法則性。
完全な理性、合理的な判断でもなく、放縦や手前勝手でもない。感情の支配する領域。
完全な天国ではなく、地獄でもないが、死後一定の影響力を保ち続けるもの。

天国 理性 意志・決定
惑星界 感情 運命
地上 本能 偶然

死後の命、みたいなものはやっぱり存在していると思うんです。どういったらいいでしょうかね。
しかし、この中間的なものがないために、どうしてもその内容が殺伐としてしまう。

つまり、人のすることはすべて偶然に過ぎないのだ、すべて物質なのだ、と言ってしまうのか、それともすべて決定していて神のなさることに口をさしはさむべきではない、みたいなことになってしまうのか。

もう少し、数十年後にはこうなるとか、聖人になるわけでもないし道楽にふけるわけでもないが、この人とは一緒にやっていくのだとか、間のことを扱える何かが要ると思うんです。

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