この前の健康診断の面談では摂取カロリーを2000kcal以下にしなさいといわれたのである。渡された冊子にごはんがいくら、パンがいくらと書いてある。私はそういうことを気にしたことがなかったので、ノートを付けることにした。わからないところはインターネットで調べる。
内容 | カロリー | 累計 |
ごはん | 235 | 235 |
みそしる | 63 | 298 |
卵 | 67 | 365 |
・・・・・ |
それで一日の累計が2000以下になるようにするのである。
そうかあ。やっぱりとりすぎかなあ。おやつをなくしておかわりなしで何とかかんとか収まる。普通に食べれば600ぐらいには必ずなるのである。
そしてやめた結果はやっぱり体重は減ってるわけだ。
現実にはもう少し詳しいカロリーの計算が存在する。やり方はいろいろあるようだが、現状肯定でいくと
体重×(1-体脂肪率)×28.5
というのが、基礎代謝量というのだそうで、私の場合1600kcal少しになる。それであと活動量に応じて係数をかけてやるわけだが、あまり運動しない人でも1.5をかけるというから、現状維持で2400kcalになる。なるほど、それぐらいは食べてますよ。
しかし、サイトによっては年齢と身長と体重を入れると勝手に計算してくれるサイトもあってそれだと1800kcalぐらいが必要カロリーになる。
おやつ、と言ったって別にポテトチップスを食べるわけでもマクドナルドにいくわけでもない。柿がなった。干し柿を作った。親がサトイモやかぼちゃの煮しめを作って茶を飲もうという。祭りだから餡餅を作った。そういうものだ。やめると決めてしまえば自分がやめるのは別にかまわない。親や親せきの手前気前よく食べていたのをやめるというのが心苦しいというだけだ。
思わぬ高いカロリーのものに超過することもある。さんまは一尾で298kcalなんだって!ぶりも高かった。同じぐらい赤魚を食べても80kcalぐらいにしかならないのに!
しかし、摂取カロリーってなんだろ。疑問に思ったことはありませんか?
どうやら、ごはん235kcalというのは、ごはんの持っている熱量が235kcalという意味しかないらしい。吸収されるカロリーが235kcalということではない。この辺がよくわからない。魚の200kcalもごはんの200kcalも全部体に吸収されて200kcal、そういう考えでいいのかどうか。
現実問題として、ごはん1膳、味噌汁1杯、お魚一切れ、お浸しとお煮しめ、みたいなごはんだよ、普通は。ところがさんまを食うと300で赤魚なら80だ。だ・か・ら赤魚を食べると痩せるのだろうか。いろいろ調べるとさんまは特別高カロリーだけどEPAとかいい成分がたくさん含まれているからダイエットには食べてくださいということらしい。落語の目黒のさんまの殿様みたいに油抜きでもしたらいいのか。
イヌイットのような人は、野菜はほとんど食べられない。アザラシを取って食べる。ではビタミン不足になるのではないかと思うが、アザラシにビタミンが入っていないわけではなく、そういうところから必要な栄養素を取ることになるのだろう。これは逆のケースもあって、インドのバラモンのような人は肉はほとんど食べないわけだから、豆などから必要なたんぱくを摂取することになるだろう。
すると、野菜に含まれる分に相当するビタミンをイヌイットが摂取するためには、多分多めにアザラシを食べなければならないのではないか?すると十分なビタミンを取るために食べるアザラシの肉のカロリーは、多分計算上のカロリーではものすごい値になっているのではないか。そのすべてのカロリーについて、運動をしなければ必ず皮下脂肪になるのです、というような考えが成り立つのか?もしそうだとすると、イヌイットはみな肥満しており成人病にかかっていることになる。どうも信じられない。
ただ、こまめに表をつけていたおかげで、大体この食事が何カロリーか、明日の体重計がどうなるか、ちょっとわかるようにはなってきた・・・
もうちょっと続きます。たぶん。