ぴちぴちピッチで、海斗君がスキーに行くときに、るちあさんがなんとか間に合わせようと頑張り、雪が降る中をお弁当を届けようとする。そこで、るちあさんがホテルを出るときに「いってきます」というのだけれど、ギリシャ語のアニメでは「フェヴゴφεύγω」と言っている。
古典語をされた人は「私は逃げる」という意味だとすぐにお分かりになるだろう。大体、現代語でも「私は出発する」「私はここからどこかへ向けて行く」という意味なのだけれど、多分決まった挨拶というわけではないと思う。一度ギリシャ人に聞いてみたらいいかもしれない。
この種のあいさつは、日本語では一般的なものだけれど、西洋の言葉にはない。
日本人はご飯を食べるときに「いただきます」といって手を合わせるけれども、ヨーロッパの言葉に「いただきます」に相当する言葉はないと思う。bon apetit!(ボナペティ!)というのは誰かが第三者に言う言葉だし、自分で食べる前に何か言うとなると、天主経を唱える「天にいますわれらのちちよ・・・」とかいうことになると思うんです。
でも、「いただきます」はあってもいいかもね。Let’s eatでは味気ないけど。