あなた自身のホロスコープ、時間もわかってきちんとハウスも描けているとする。
そこに相手のホロスコープを重ねたときに、相手の星がどの位置にあるか、というのが、相手があなたに何をもたらすか、ということになる。
満遍なく散らばる相手もいるが、上半分に偏ったり、下半分に偏ったりする人もいる。たとえば下半分に偏る相手の場合、その人はあなたとの生活に他人とのかかわりをもたらさない、という風に見る。
すべての星が意味を持ち、それぞれのアスペクトなどの味方もあるわけだが、大きな考えとして、相手の太陽があるハウスについて、相手はあなたとの生活にそれを持ち込み、その部分で主導権を発揮しようとする、という見方がある。
例えば下の例を見てください。
模式的なものだけれど、あなたのホロスコープを作ってそれが内円にある。あなたは何がしかの星を持った。それに対してパートナーのホロスコープを重ねてみた。すると、パートナーの太陽は第3ハウスに来た。
この場合、パートナーは、あなたに知識や学習をもたらしたり、コミュニケーションをもたらしたり、兄弟やご近所の付き合いをもたらしたり、旅行をもたらしたりする。結婚前は旅行に行ったり近所づきあいしたりなんてことはなかった、だけど、結婚したらだんなのお付き合いで周りの人に挨拶したり、一緒にしょっちゅうどこかにでかけるようになった、などというようなことがあると考える。
これも、うれしいことかどうかわからないけれども、自分の周囲の経験でも、ご依頼いただいたご相談の内容でも、ほぼそういう傾向はあるように思える。
快くないハウスに会ったとしたらどうなのか?しかし、そのパートナーが必要であるなら、パートナーがもたらすその変化は必要なものなのだとは思う。