ニュースを聞いていると、だんだんギリシャ語の気象用語も覚えてくるわけで、週末にκαταιγίδα(カテギーザ)やθύελλα(シエラ)つまり嵐がくるとか、καμίνι(カミーニ・炉)つまりとんでもない高温に襲われるとか、繰り返し見てるとわかるようになってくる。
しかし、今日はメルテーミア(τα μελτέμια 単数形はメルテーミμελτέμι)というあまり見たことがない単語が出てきた。
調べてみると、日本語には「エテジアン」という言葉で紹介されている特別の現象らしい。
なんでも、夏の間ギリシャ・トルコ周辺は西高東低の気圧配置になりやすく、晴天なのに乾燥した強い北風が吹くらしい。フェーン現象が加わってそれほど冷たい風というわけではなく、山火事に気を付けないといけなかったり、海に出るときは突然の強風に気を付けなければならないということのようだ。