依頼者は海外においでになり、今年今の職場を離れ新しい職場を探したいと考えておられた。果たして見つかるでしょうか、というのがご依頼内容である。
質問者は第5ハウス山羊の水星で表される。
職業を表すハウスは、第10ハウスまた作業・業務という意味で第6ハウスで、
第10ハウス支配星はやはり水星、第6ハウス支配星は第7ハウス山羊の天王星だ。
当然のことながら、水星というのは、翻訳・通訳・コンピュータなどの仕事なのかもしれない。
あるいは、冥王星と合が過ぎているということは、現在の仕事で何かあったのかもしれない。
仮に次の仕事が考えられるとすると、第10ハウスから見て第10ハウス魚の支配星海王星、第6ハウスの第6ハウスの蟹の支配星は月。海王星は月とクインカンクスになる。
変わらないといけない状況、変わるために努力している状況は見えるのだが、まだ具体的に決まる、というほどの内容はまだ見えていないように見える。
この方の出生図を見るとおそらく昨年中ごろ、職場では今までの功績が認められるような出来事があり、順調にいけると思っておいでだったかもしれませんが、後半いろいろ揉め事があったかもしれない。今年上昇宮を9分割すると魚に入る、また2013年にはASCと海王星のスクエアがある。
2月初旬にセカンダリディレクション(月のつくる年運)で天王星の合がある。おそらく住居や職場の変化があるのだろう。
ホラリーでも出生図でも海王星や魚の象徴がある。当初は貿易か観光船の仕事のようなものを考えた。
この方のお返事では、確かに昨年後半職場の人間関係でトラブルがあり、最初は傍観していたがとばっちりが来た、ということであった。職場は翻訳や通訳ではなく、教師ということだった。教師も水星だよね。当てないとダメだよ。まだ具体的なビジョンはないものの、今年の後半にかけて現在の国で同じ職種で続けるか、違う国や日本に移動するか漠然とお考えになっているということだった。