昨日スピードスケート1000mで高木美保さんが金メダルを、フィギュアスケート女子シングルで坂本香織さんが銅メダルをそれぞれ獲得されました。おめでとうございます。
何か、二人とも「自分には取り立てて秀でたところがない」みたいなことをおっしゃっていたのが印象的だった。
なんでも、高木さんは、特別に脚力が素晴らしいとか、特別に持久力があるとか、長距離が得意とか短距離が得意とかそういうことがないと自覚しておられて、ただ、効率のいい滑りみたいなことを追い求めてきたというような話だった。自分はスケートはしませんから・・・いちどスケートに行って転んで脳震盪になってしまったことがあります・・・まったくわからないことなのですけど、何か蹴るときに力が伝わるタイミングで、無駄なく力が伝わる点みたいなのがあるらしい。そういう理想の蹴りを追求していて、最終的には長距離でも短距離でも世界と争える力を手に入れたのだとか。
坂本さんも素晴らしいジャンプの技術があるというわけではなく、4回転ジャンプもなければ、トリプルアクセルもない。ただジャンプの前後の入りや着地後の動き、一つ一つの技のつなぎのようなものをスムーズにしていってGOE、出来栄え点を目いっぱい稼ごうという戦略だったと聞いた。
もちろん、ある程度の技術や筋力や成績があっての話だと思います。我々から見れば、最初から才能あふれる選手でいらっしゃるし、トレーニングや練習を重ねた上でのことでしょう。
でも、示唆に富む話だと思いました。