ドライブレコーダーを買ってみた、ということはブログにも書いたと思う。
それで、動画を投稿してみたりする。自分はFacebookやTwitterもしていないし、ブログでも紹介していない。あまりにも露骨に「私はこれやってます」みたいなのを載せて、あれこれ勘ぐられるのがいやだし。だから、そんなにアクセス数は伸びていない。
投稿する内容は、いろいろだ。
最初のうちは、あまり人が通らない道路、県道○○号線全線の早送り動画。
たまたま事故現場を通りかかった時の記録。
死んだタヌキとかも集めて投稿と思ったのだが、なかなかまとまってそこの部分だけ取っておくのも大変で、結局やめた。
そのうち、遠くの信号で信号無視する場面に遭遇した。明らかに赤なのに、周囲に車がいないことをいいことに、そろりそろりと通過しようとする。こらこら、何をやってるんだ?
だけど、これは動画にしてみたら面白いんじゃないかと思った。
ところが動画をアップしてみると、期待するほどそれは見に来る人がない。
いくつかそういうのがある。オレンジが塗ってある追い越し禁止車線で無理やり追い越していく車とか。
逆に案外再生回数が多かったのは、県道や国道の○○号線とか、道端で信号を渡り終えた小学生さんがお辞儀してくれる動画とか、いわば安心して視られるいい動画だった。
腹立つ違反者の動画、事故車の動画、こういうのは野次馬根性で「おっ?」と興味をそそられて見に来るのかと思いきや、どうもそうでもないらしい。
違反者やマナーの悪い運転の場合、悪いと言えばやってるやつが悪いわけだ。しかし、その動画を掲載してしまうということは、ちょっとそいつにも悪いことをしているような気もする。「あっ、あの色のあの車で、この場所ならあの人が乗っているかもしれない」と思うような人だっているかもしれない。マナー違反の人の動画を投稿している人の中には、露骨に車のナンバーを書いたりなんかして非難している人もいる。見てるほうも気分が悪いのかもしれない。
気持のスッキリする動画、すがすがしい動画、にっこりできる動画、さわやかな動画、そういうののほうがいいわけだ。そういうのは無理しないで、ある程度自然に再生回数が伸びて言っているような気がする。
世の中、悪い人ばかりじゃないですね。何か救われるような気がします。