なんでも、学校で忘れ物をしてくる子に対して、最初に「ピピピッ」と言ってから持ってくるものを数え上げると、忘れ物をしなくなるとテレビが言っていた。
「ピピピッ、そろばん、色鉛筆、体操服」
みたいなことを言うと、忘れ物をしなくなるというのです。ほんまスか?
実際に教室で先生が「ピピピッ、・・・」と子供たちに覚えさせると、あら不思議、半数近く忘れ物があったのが翌日はほとんどの子が忘れ物をしなくなった。
なんでもパピプペポの音には人を楽しくさせる効果があるんだって。去年から流行っているPPAP
ペン・パイナップル・アップル・ペン
も、同じなんだそうだ。Πο, πο!(ポーポー)
ところで、ギリシャ人は驚いた時にΠο, πο!(ポーポー)という。それから疑問文の多くがパピプペポだ。
Πού είναι; (プ・イーネ どこにあるの?)
Ποιός είναι; (ピオス・イーネ 電話とかで「誰ですか」という言い方)
Ποιά είσαι εσύ; (ピア・イーセ・エシ 女の人に対して、君はいったい誰なの?)
Πώς μπορείς να το κάνεις; (ポス・ポリス・ナ・ト・カーニス どうやってそんなことができるの?)
「これは何ですか」だけはΤί είναι αυτό;(ティ・イーネ・アフト)でティなのだけれど、大体パピプペポです。
ラテン語系統の言葉ではqで始まります。英語ではwh、ドイツ語ではw(ヴァ行の発音)、ロシア語ではカキクケコです。
これ、いいんじゃない?時々ギリシャ語を勉強しているとそういうことを思います。つまり、なんかそもそも自然の上で、あるいは人間の性質上か法則上か、そもそも適切な音があって、昔の言語はそれを割り当ててたんじゃないか、みたいな。