プーチン大統領が来るというので、山口県長門市でロシア名物のピロシキを味わう催しというのが開かれたそうだ。自分はプーチンが来るからというわけではないのだけれど、またイベントがあるので、ピロシキを試作してみた。
一般的にピロシキはミンチなどが入っているものがポピュラーだけれど、教会では斎中は、よく鮭の入ったものが作られた。だが、ロシア人に言わせると、中身は何でもよくて、お弁当なんか持ってくるときには、お互いに中身を自慢しあうような感じなのだそうです。レシピとしても、キノコのものとかキャベツのものとか、いろいろネットで出ている。
このあたり、木次(きすき、と読む)とか大東の辺りの名物は、なんといっても焼きサバなのです。魚といえば、焼きサバ。
前にも書いたかもしれないけれど、松江の向こう側の日本海からサバを運んでくると、このあたりが生で運んで来られる限界なので、昔からサバを焼く店がたくさんあった。自分の子供のころは、今でいうコンビニに近いもので、よろずやさんというのが日本各地にあったわけですが、この辺のよろずやは、たいていグリルか何かがあって、串にさしたサバを焼いて売っていた。今では店頭で焼いているところはあまり見かけなくなったが、スーパーなどでは必ず焼きサバが積んであって、特売日には広告が入って安売りしたりしている。
ちらし寿司でも、具は焼きサバの身をほぐしたものがよく使われる。
そういうことなら、やっぱり焼きサバのピロシキがあるべきではないか?ロシア人にとっても目新しい感じになるだろうし、この辺の人にとっても珍しい料理である一方、味にも親しみがあり、また自分も作ってみようかという気になるかもしれない。
それで一度作ってみて、いろいろな人に食べてもらったのだけれど、味のほうは案外好評だった。だが、サバだけを中身にすると、においがすごい。冷めてからも半分に割ると生臭いにおいがする。
しめ鯖をするとき、ゆずやレモンをくわえる。マリネなんかには玉ねぎを入れたりする。やっぱり玉ねぎやレモンを入れないといけないのではないか。
それでレモンを半分切り刻んで炒めた玉ねぎと一緒に入れてみた。レモンの皮が苦いけど、においは落ち着いた。圧倒的に行ける、というところまで行っていないけど、おいしいのではないか。圧倒的に行ける、ということにならないと名物としては物足りないでしょうけど。たぶん、レモン丸ごとではなくて、ポッカレモンみたいな果汁を使えばいいのだと思う。
中身は刻んだパプリカ、ピーマン、タマネギ、バジルなど臭み取りそうな野菜と共に、焼いてむしった鯖をトマトと煮込んだらどうでしょう。レモンは生でも刻むのではなく絞ればいいかと。
どうかなぁ(笑)
あめさん、こんにちわ。
おっしゃっていることはわかります。
トマト煮の鯖はありだと思います。
ただ、この辺の焼きサバはこれはこれである程度確立した味なので、それはできるだけ生かしたい。
トマト煮はそれでおいしいと思うのだけれど別の料理になってしまうのではないか・・・ローカルな話ですみません。
あと、トマト味のピロシキって自分はまだ見たことがありません。
自分が知らないだけなのか、それともロシアはそれほどトマトがポピュラーでなかったのか?
時々、自分でもトマトで作ったらどうなるだろうと思うことはあります。
あと、レンズマメとか。
小豆で作ったら、アンパンですものね。
ロシアはトマト味の料理、あまりないんですかね?それともピロシキには合わないのかな。
小豆ならアンパン、確かに(笑)けど砂糖で煮なければアンコにはならないので、小豆パンですかね。
レンズ豆、ぜひ試作して写真載せてください!
先日、ボルシチを真っ赤にするためにトマトを入れている、という方がちらっとテレビで出ていましたが、その方は若い方でした。
トマトも夏のものですし、取れる場所が限定されるのかもしれません。
アンパンは日本発祥のもののようですが、よく考えるとパンの中に詰め物をして焼く、という発想は日本独特のもののような気もします。
ピロシキ以外に外国であまり聞かないような。焼くのでなければ中華まんじゅうはそうかもしれません。
豆のピロシキは、そのうちしてみるかもしれません。