一族の多くの人が月は違うけれども、同じ日に死んだり生まれたりする。たとえばある人が9月10日に生まれ、ある人が5月10日に生まれ、おじいちゃんが12月10日に亡くなり、おばあちゃんが1月10日に亡くなったとか。
そういうことは、かなりあちこちであるようですね。インターネットとか見てもそういう話があります。
自分の家もそういうことがありました。
正直なところ、わからない部分もあります。ピタッと同じでない場合もあるのです。つまり、10日と9日と11日とか、とにかく全部10日前後とか。その場合はどうなのか、何か占星術的な要因があるのかどうか、わからない。
ですが、一つそのことに対して説明があった例があります。
私の何代か前の親族ですが、大恋愛の末ある方と結婚しました。当時の常識として、恋愛結婚というのは普通のことではなかったのではないかと思います。
ところが、このお嫁さんが実家に帰っているときに重病にかかり、ご実家で亡くなってしまいました。ところが、家柄がどうだとかなんだとかということでもめて、結局お嫁さんは嫁いだ先の当家ではなくご実家の墓に葬られたのです。
そして、問題はこの後で、この後の過去帳でこのお嫁さんの命日の日付に亡くなったり生まれたりする人が多いのです。
この奥さんは、そのご実家においでの皆さんの夢に度々あらわれて旦那さんと一緒に葬ってほしいと頼むのです。またご実家の方が拝み屋さん、所謂霊能者のような人に見てもらうと、多くの人がこの日に生まれたり死んだりするのは、このお嫁さんが自分のことを思い出してほしいと言っているというのです。
最終的にご実家の家の方、子孫の方ということになるでしょうが、当家をお訪ね頂いて、墓を当家に移すことになりました。そのこと自体も何十年も前の話で、その後の誕生日・命日が一緒になったものはありません。
この話はこれでおしまいではなくて、ちょっと考えると不思議としか言いようのない話が続いているのです。自分としては死後意識が継続するかどうか、疑問ではありますが、しかし、あたかもまるで死後の人が冥界でそれなりに生活しているかのようなこと、それが我々生きているものに何らかの関係を持ち続けているというようなこと、そんなことがあると考えないと説明がつかないようなこと、あるものなのですかね。