今年の見通しを出さないといけないとか、計画を立てないといけないとか、反省とか、遅まきながらいろいろ考えているところです。それはそれとして・・・
新年はトルコでの残虐なテロで始まりました。
銃撃があったクラブ・レイナは外国人や若者が集うセレブスポットで、西洋の価値観を反映するような場所だったようです。
昨年一年を通じてトルコではイスラム組織によるテロ事件が頻発しています。しかし、それは外部の全く知らない人間がトルコ国内で無法を企てているというよりは、イスラム原理主義的な傾向が全体的にトルコの中でも高まっているのではないか?
ニュースを見ていると、サンタクロースの格好をした人物がイスラムの月と星を描いた旗を持った数人の人物に叩かれ追い出されて、逃げ出しているシーンが映し出された。
自分はギリシャ側のニュースでこれを見ているわけで、ギリシャ人にとっては小アジア半島はビザンチン帝国のあった場所、イスタンブールは総主教庁のある場所だから、キリスト教にとっても重要な場所と言える。そしてトルコは近代化され、それなりにいろいろな文化が共存していることが許される場所だと思ってきた。
だから、この場面は結構ショックでしたね。
サンタクロースというフカフカジャンパーの人物がいいかどうかは、キリスト教の世界でも賛否両論あることはある。あるが、しかしこういう暴力的な手段で排斥されるということになると、そこで排斥されているのは、キリスト教だったり異文化だったりするわけだ。