10日ほど前、稲刈りを終わって、鎌が2つ見えないということになった。
機械で刈るとは言うものの、当方のようにはで干しをするところでは、四隅は鎌で刈って、機械が転回できるスペースは作ってやらないといけない。それに今年は雨が多く、田んぼが軟らかかったので、はまって機械が動かないこともままあった。私どもの田んぼは土地が低く、とりわけ水分が多いのです。そうすると、そういう場所は鎌で前後を刈ってやらないといけないということが起こる。
広い畑や田んぼの中で、鎌をどこかにおいておくというのは、往々にして見えなくなったりしやすいもので、気をつけなければならないことなのです。
1つは叔母が見つけた。
自分はそれを聞いて、一旦星を見てみようと思ってホロスコープを作った。すると、それは作業する場所、多分小屋のようなところにある。最初それは家の後ろのハウスか農作業をする屋根つきのスペースなのではないかと思ったが、その日は発見することが出来なかった。ただ、どのみち見つかると出ていたので、そのまま知らん顔をしていた。誰かが盗んで逃げたというようなことはないはずなのである。
「こなし」と呼んでいる稲もみを藁から取り外す作業があって、先日ハーベスタでそれを行った。そして、昨日出しっぱなしになっていた藁や梯子に気が付いて、片づけている最中、外のはで木小屋の柱の穴にひっかけた鎌があることに気が付いた。鎌は確かに小屋にあったのだ。
私が鎌を見つけたので、母と叔父と叔母で、やれ自分が置き忘れたとか、どこでどうするとなくなりやすいとか、話題に花が咲いているようだが、自分がそれを予測していたというのは誰にも言っていない。
来年何が起こると思っているかも、もちろん誰にも話していない。
そんなことでリスクを背負う必要もないと思うし、説明するのも面倒だし。だけど、因果な商売といえばそうなのかもしれない。